
息子が少年野球をはじめたので、練習風景や試合風景をふりかえられるようにGoPro HERO13 Blackを買ってみました。実際に何日か使ってみたので、少年野球利用で話題に上がりやすい「バッテリー」、「熱暴走」、「画質と画角」などをまとめておきます。
新型Enduroバッテリーの実力

GoProのバッテリーは、今回新しくなりました。
新しい大容量1900mAh Enduroバッテリーは、HERO13 Black専用の新しいバッテリーコネクターを装備。効率も駆動時間も向上したため、最長2.5時間の連続撮影が可能です。
今回は、GoPro HERO13 Blackで対応している、5.3K、4K、1080p HDそれぞれの画質において、気温30℃以上の日陰のベランダで、どこまで連続稼働できるかを実験しました。
| 画質 | 撮影時間 | 動画容量 | メモ |
| 5.3K | 59分 | 12.78GB | 高温で停止 |
| 4K | 1時間43分 | 10.4GB | 電池切れで停止 |
| 1080p HD | 2時間24分 | 2.24GB | 電池切れで停止 |
「最長2.5時間の連続撮影稼働」と解説されていましたが、1080p HDだと2時間24分撮影できたので、大体期待通りの結果になった気がします。
GoPro 13になって熱暴走はどうなったか?
GoProは熱暴走で有名です。前の実験では、5.3Kでの撮影時に高温で停止してしまいました。
しかし、コンデジやミラーレスでも、夏場だと4K動画を5分も撮れないので、5.3Kで59分撮影できるGoProは優秀に思います。

GoProの熱暴走は、バッテリーが主な原因です。
そこで、GoProからバッテリーを抜いてモバイルバッテリーをつないで実験してみました。これはGoPro公式の熱暴走対策だそうです。10000mAhのモバイルバッテリーを繋いで、同条件で再実験した結果は以下です。
| 画質 | 撮影時間 | 動画容量 | メモ |
| 5.3K | 5時間41分 | 112.03GB | 電池切れで停止 |
| 4K | 6時間23分 | 38.97GB | 電池切れで停止 |
| 1080p HD | 10時間37分 | 7.65GB | 電池切れで停止 |
モバイルバッテリーを使うと、熱暴走は起きませんでした。
バッテリーが尽きるまで撮影してくれます。
撮影時間と動画容量を見ると、バッテリーが約4倍になったので、それぞれ約4倍になっています。
少年野球の試合は最長90分なので、4KであればEnduroバッテリーで十分。5.3Kならモバイルバッテリーを使えば十分でしょう。
GoProのメモリーストレージ(microSD)については、撮影したい時間にもよりますが、少年野球であれば、128GBあれば十分です。
画質と画角
画質は5.3K、4K、1080p HDの3種類。画角は以下の5種類を選べます。
- HyperView(12mm): 縦幅がGoPro史上最高の視野角。臨場感あふれるPOV撮影に最適。
- SuperView(16mm):縦長の視野角。POV撮影に最適
- 広角(16〜34mm): 汎用性に優れた広い視野角。日常の撮影やセルフィーに最適。
- リニア(25〜31mm):魚眼効果のない広い視野角。風景などの撮影に最適。
- リニア+水平ロック:魚眼効果のない広い視野角。撮影中にGoProがたとえ回転しても水平レベルを維持。
同じ場所でそれぞれ10秒撮影してみました。
5.3K HyperView(12mm)
5.3K SuperView(16mm)
5.3K 広角(16〜34mm)
5.3K リニア(25〜31mm)
5.3K リニア+水平ロック
リニアとリニア+水平ロックだと後者のほうが画角が広いですね。
4K HyperView(12mm)
4K SuperView(16mm)
4K 広角(16〜34mm)
4K リニア(25〜31mm)
4K リニア+水平ロック
1080p HD HyperView(12mm)
撮影できない。
1080p HD SuperView(16mm)
1080p HD 広角(16〜34mm)
1080p HD リニア(25〜31mm)
1080p HD リニア+水平ロック
まとめ
新しいGoPro HERO13 Blackだと、熱暴走はだいぶましになっているようにおもいます。撮影時間も4Kで1.5時間であれば、デフォルトのバッテリーで十分です。

少年野球の場合、バックスクリーンからの撮影だと、パワプロのような感覚で見れます。ただ、広く撮影している分、内野も外野も小さく映ってしまうため、スマホからの鑑賞だと細かい動きがわかりません。よって、撮影した動画をテレビで見てふりかえりしています。