
海外のテスト管理TaaS主要4サービスで紹介されていたテスト管理ツール「TestLodge」を使ってみました。
TestLodgeでのテストケース管理
TestLodgeでは、以下のような階層でテストを管理します。TestRailと同じく「テストラン」が登場。テスト業界では標準の言葉なんですかね。
- テスト計画(Test Plan)
- テストスイート(Test Suite)
- テストケース(Test Case)
- テストラン(Test Run)
さらに以下の関係性があります。
- テストスイートには、テスト計画を紐付けられる。
- テストケースには、要件を紐付けられる。
- テストランには、テスト計画を紐付けられる。

これらをまとめるとこんな感じ。TestRailと比べるとちょっとわかりにくい感じがします。特に、テスト計画からテストランが見えないので、画面上からはその関連がわかりにくいです。
ただ、テストケースと要件がセットになっているのがとてもいいですね。要件作成でリッチな入力ができないのですが、ストーリーレベルの書き方であればよさそう。逆に言うと、日本で一般的な詳細な仕様書だとつらそうです。
テスト計画書のコンテンツ
テスト計画では以下のような情報が自動的にテンプレートが作成されるので(Content areaと言う)、それにしたがって入力するだけでテスト計画ができます。
- このテスト計画の概要(Introduction)
- テスト対象のシステム(Test items)
- テスト対象の機能(Features to be tested)
- テストしない機能(Features not to be tested)
- このテスト計画でのテスト戦略(Approach、プロセスやルールなど)
- OK/NG基準(Item pass/fail criteria)
- テスト停止・再開要件(Suspension criteria and resumption requirements)
- 成果物(Test deliverables)
- テストのための実タスク(Testing tasks、備品など)
- 環境面の準備(Environmental needs)
- 責任範囲(Responsibilities)
- 必要なスキルセット(Staffing and training needs)
- スケジュール(Schedule)
- リスクや不確実性(Risks and contingencies、リスクの高い箇所や遅延原因になりうるものなど)
- 誰が完了を承認するか(Approvals)
おわりに
これ使うならTestRailのほうがわかりやすそう。
https://daipresents.wordpress.com/2016/testrail/
ただ、テストケースと要件のリンクはとてもいい仕組みだと思います。