防水デジカメとiPhoneやスマホ+防水ケースの写真を比較してみた

毎年海に行くので防水デジカメを持っています。しかし、この夏、友人が持ってきたiPhone防水ケースは、水中デジカメよりきれいなんじゃないかと思うぐらいキレイな写真が撮れていました。 今回は防水デジカメと防水ケースの写真比較をしてみたいと思います。

今回の比較機種

友人が購入したのはDiCAPac WP-C1という商品です。iPhone4用とありますが5でも問題なく使えますiPhone6 Plusの大きさでも対応しています。海外のビーチやホテルのプールに行くと、このタイプの防水ケースを持った中国や韓国の方をよく見かけて気になっていました。友人はすぐに購入して翌年から使うようになってます。

僕の防水カメラはRICOHのPXです。一千万画素ですが画像がふんわりした感じになるので、あまりいいデジカメではないのですが1万ぐらいで買えたので、防水の写ルンですを毎年買うよりも安く使えてます。

写真を比較してみる

写真はFacebookにアップデートしたものを使ったので多少の劣化はありますが、色調など変更せずオリジナルの写真で勝負しています。同じ被写体のものが理想ですがそういうわけにはいかなかったので、同時期に撮った比較的似たアングルの写真を選びました。

DiCAPac WP-C1 + iPhone
DiCAPac WP-C1 + iPhone

まずは海辺の写真です。防水ケース&デジカメの魅力はこういったアングルで写真を撮れることでしょう。防水じゃないと海に持って入るのも怖いものです。防水ケースのしずくがうつりこんでます。これは防水デジカメでも同じようになるので撮影時に気をつけるポイントです。

RICOH PX
RICOH PX

iPhoneと比べるとちょっと暗い印象がありますね。

DiCAPac WP-C1 + iPhone
DiCAPac WP-C1 + iPhone

つづいて水中での写真。ちょっとでも曇ると暗い写真になってしまいます。また、光が届かないので写真に青みがつくのも水中写真の特徴です。

RICOH PX
RICOH PX

ちょっと深さのあるところだと、PXのほうがキレイにとれている気がします。サンゴの陰影もくっきり映るように感じますね。ただ、フラッシュ無しだと暗いのは一緒です。フラッシュは魚が可愛そうだからあまり使いたくないんですが、キレイに取るなら必須でしょう。

DiCAPac WP-C1 + iPhone
DiCAPac WP-C1 + iPhone

次は浅瀬の写真。なかなかキレイに撮れています。ただ、魚が多いとピントをあわせるのが難しいので、連射が基本になります。

RICOH PX
RICOH PX

(その時の太陽の光下限にもよりますが)この比較だとPXのほうがキレイに撮れている気がします。しかし、PXでもピント合わせが難しくて、連写でいくつか撮っていい写真を選ぶ形にしたほうがよさそうでした。

DiCAPac WP-C1 + iPhone
DiCAPac WP-C1 + iPhone

ジンベイザメの写真。迫力ある写真が撮れています。ジンベイザメは動きがゆっくりなのでピントを合わせやすかったです。水の中は流れがあって手ブレしまくるのですが、iPhoneは全体的にブレが少なく撮れていました。

RICOH PX
RICOH PX

ディテールはデジカメがはやりきれいです。ただ、光の加減だと思いますが色味が全然違いますね。太陽の光がないとiPhoneのような透明感のある写真になりません。

DiCAPac WP-C1 + iPhone
DiCAPac WP-C1 + iPhone

最後に人とジンベイの写真。水面に映る自分の姿もうつりこんでます。ただ、やっぱりちょっとぼやっとしてしまうのはiPhoneオートフォーカスの限界でしょうか。HDRにしたら多少は良くなるのかしら。

RICOH PX
RICOH PX

上の写真と同じような色味で撮れていたのはこの写真だけでした。どちらかというとiPhoneのほうが明るく取れる印象があります。奥の人間にフォーカスが当たってるのだと思うのですが、結構綺麗にとれてます。

iPhoneでの動画はこんな感じ。

PXだとこんな感じ。こころなしかiPhoneのほうがくっきりしている気がします。

まとめ

まず、これまでは「防水写ルンです」を使っていましたが、現像しないと出来がわからないデメリットがありました。一方、デジカメやiPhoneはフィルムを使わないので、大量に写真を撮ってあとで選べるメリットがあります。

波の揺れがあるため水中写真は簡単にボケるので、写ルンです一台の写真が全滅・・・となったこともありました。そう考えると、デジカメやiPhone(スマホ)のほうが、気軽に撮れて便利です。

そして、スマホの防水ケースは、安いもので千円で買えます。デジカメのハウジング(防水パックするプラスチックのカバー)はとても高いので、コスト面では圧倒的にスマホ防水ケースです。

しかし、iPhone6s(64GB)で約9万円。これを千円のケースに入れて水につけるのか? は自己責任で考えるしかありません。Amazonでは一番人気のオウルテックの場合、上の写真のようにパチンと止めるだけのつくりです。友人はお風呂でテストしたそうですが、やっぱり水につけるときは勇気が必要だったそうです。

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個人的には、防水レベルは同じですが、オウルテックよりも、友人の買ったDiCAPacのほうが、上の写真のように2重3重でパックできるので安心感があります。また、ビニール製のケースは劣化します。もったいないかもしれませんが、毎年新しい物を使ったほうがいいかもしれません。

「楽しい旅行で水没の心配なんかしたくない!」のであれば、防水デジカメは断然いいです。最近だとこちらが人気。1万円台とお安いですが、1317万画素としっかり性能は高いです。旅行中にスマホがぶっ壊れるとか、旅が残念になりますからねぇ。