これが世界のAgileセッション(1) – Attendee Conference Guideより

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ここでは、Agile2011内のステージを説明します。Agile Conferenceでは、毎年?テーマに沿ったステージ、セッションが用意されています。今年は、17ものステージがあり、Agileに興味のある方であれば、目移りするような内容になっています。

Agileの採用から移行について、マネジメントやリーダーシップは去年もありましたが、Agileブートキャンプ、コーチング、組み込みといった分野まで細分化されているため、セッションが楽しみになります。特に気になったのが、”Agile show and tell”で、8分でLT形式での発表になるみたいです。

この記事は、Agile Conference 2011のサイトAttendee Conference Guideの適当翻訳になります。

17のアクティブなステージ

セッションは分散されているので、トピックス、問題やその解決方法を探求することができます。それぞれのステージではそれぞれのトピックを含んだバラエティに飛んだ内容で開催されます。アジャイルのエキスパートや影響者、思想的リーダー、プラクティスに長けた人、イノベータが彼らのナレッジ、経験や熱意を学び、感じあってください。

Adoption & Transformation (Agileの採用とAgileへの変化)

あなたがもしAgile開発への変更を検討していて、はじめ方がわからなくて困っていませんか?また、Agile開発をはじめても予期していた結果を得ていなかったりしないでしょうか?もし、これらの答えにYesであれば、”Adoption & Transformation”ステージは、アジリティを通したよりよいビジネス活動のファーストステップになるでしょう。Agileをはじめたところであったり、Agileの価値を手に入れはじめたとろこであっても、成功する採用判断や組織変革を実行する価値ある情報を見つけることができるはずです。彼らの痛みを伴う経験や偉大なる一瞬の視点を共有すべきであり、隠れた危険には言及しません

このステージでは、以下の疑問に答えます。

  • アジャイルへの変革から持続的な価値を手に入れるにはどれぐらいの期間がかかるか?
  • どこからはじめたらよいか?
  • なぜAgileへと変化していくのか?
  • 誰をAgileへの変化に巻き込んでいくべきか?
  • あなたの組織内で成功する前に、どのような失敗がありえるか?
  • 自分の組織がAgileへと変わったとき、どのように知ることができるか?
  • Agileへの変革をどのようにより知ることができるか?
  • どのようにAgileはあなたの組織文化を変えるのか?
  • Agileはどのようにあなたの組織のボトムラインにインパクトを与えるのか?
  • アジリティを勝ち取るという成功のために、どのようなツールを使えるのか?
  • コーチがいなくなり、昔の方法へと変わる前にどれぐらいの時間がかかるか?
  • 変化はどのようなものか?

Agile Bootcamp

Agileブートキャンプのゴールは、効率的なAgileコンセプトの概要や専門用語、プラクティスではなく新しいAgile開発の概要を提供します。

ブートキャンプが完了したときに、参加者は基本的なAgile開発や原則、そしてプラクティスの議論を気持よく感じるでしょう。そして、カンファレンスの残りの期間中、Agile開発を支えるメンタルフレームワークを手に入れるでしょう。

Agileブートキャンプは、二つのパートで成り立っています。集中的な初日のカリキュラムはAgileコンセプト、メソッド、プラクティスの確かな始まりを提供します。二日目は、重要なトピックについての深い探求を提供するハンズオンワークショップとなります。初日のステージでは参加者は、1. Agile開発や方法論の歴史や概要。2. Agileな計画やプロジェクトマネジメント。 3) Agileエンジニアリング。 4) Agileチームワークやその背景について学びます。さらに深く、二日目のワークショップでは、TDD、CI、Agileなテスト、Agileな要件といったトピックスを含みます。

このステージでは、以下の疑問に答えます。

  • Agileソフトウェア開発とはなにか?
  • Agileソフトウェア開発の背景にある基本的なコンセプト、原則、プラクティスはなにか?
  • 成功するAgileソフトウェア開発のために何を知るべきか?
  • このカンファレンスでどんなトピックスをより知りたいのか?

Agile for Embedded Systems

Agile開発は組み込み開発の領域にも広がっている。(割愛)

Agile Show and Tell (Agileが明らかにし伝えること)

ソフトウェアプロジェクトはどのようになりたち、何が破壊してしまうのか?たしかに、人々が取り上げる”Agile”、”Scrum”、”Extreme”といった部族的なラベルは、ただの言葉でしかなく、成果をもたらすために効果があるわけではなりません。私たちは行動や決意に変化するプラクティスとして何をすべきなのでしょう?真の要因はなんなのでしょうか?

このステージでは、参加者は、オープンスペースセッションで次々ととても短い発表(8分間)を通し、カンファレンス後、それぞれの組織に戻ってできることとして、新しい視点やアイデアを最大限に伝えることを考えています。手の混んだパワーポイントやツールのデモは必要ありません。写真やビデオのような視覚的に訴える発表がおすすめです。これらを実践者たちが明らかとし、伝えることでしょう。

このステージでは、以下の疑問に答えます。

  • 最近学んだ面白いことはなんですか?
  • 我々があなたのチームを訪れたとき、どんなビックリすることを見せてくれますか?
  • あなたにとって十分うまくいっていて、他の人におすすめしたいことはなんですか?
  • あなたにとってうまくいってなくて、周りの人に警告したいことはなんですか?

Business & Project Management

Agileの原則やプラクティスは、ソフトウェア開発プロジェクトでとても定着しています。そして、アジリティは正しく高まっており、少なくとも、Agileを採用したプロジェクトの中で効果的なアプローチとなっています。”ビジネス&プロジェクトマネジメント”ステージでは、どのようにAgileの原則やプラクティスがソフトウェア開発という領域で使われるようになったかという調査結果を、広範囲の分布によって伝えます。

このステージでは、以下の疑問に答えます。

  • “正しい働きのために何をすべきか?”という重要な価値を付与するための質問に、アジリティはどのように答えるか?
  • ソフトウェア開発領域を超えた実行中のプロジェクトにおいて、アジリティの恩恵を勝ち取るために、Agileの価値、原則、プラクティスをどのように採用していくか?
  • プロジェクト作業外のビジネス組織の中で、Agileの価値という恩恵や原則をどのように気づかせてくれるのか?
  • ソフトウェア開発外のプロジェクトにおけるAgileアプローチを使った経験があるとして、どのようにこれらのプロジェクトを選択したのか?Agileアプローチから得る恩恵はなにか?
  • Agileの中で、ポートフォリオマネジメントはどのように機能するか?
  • プロジェクトマネジメントにおいて、Agileやフェーズベースのアプローチの両方を使ったプロジェクトのポートフォリオは、どのように管理していくのか?
  • 主導権や、プロジェクトの選択、ガバナンスのためにAgileのテクニックがどのように使われるか?どのようにプロジェクトをスタートさせるか?どのようにビジネスは、予定されて納品されていくプロジェクトを理解するのか?
  • 他のビジネス領域で使われているAgileアプローチななんなのか?どのようなプロセスが管理されているか?どのようにそれらを選択しているか?どのように移行しているのか?

Coaching & Mentoring

あなたはAgileコーチですか?どのようにして今の役割になったのですか?テクニカルな役割から、Agileコーチへの遷移に助けが必要ですか?どのようにはじめたらよいかと悩んでいますか?それなら、このステージでは、他の人を助けるコーチになるための旅として最適な場所になるでしょう。テクニックを学びに来て下さい。 仲間であるコーチの経験を聞いてください。そして、日々悩む技術チームを、どのようによりサポートできるかを知ってください。

あなたは、経験を積んだコーチであったり、沢山のチームをささえるコーチであるかもしれません。その時は、私たちはあなたも必要としています。私たちは、あなたと何が違うか?あなたのもっとも効果的としているツールは何かを知りたいのです。公式のセッションや廊下での会話など、何があなたの仲間をすばらしいチームにしているのか?ぜひ、いらして学んでください。

このステージでは、以下の疑問に答えます。

  • Agileの原則内でどのようなスキルがコーチに必要なのか?技術的スキル?それとも他のスキルか?
  • コーチとしての次のステップはなんでしょうか?コーチングの時の共通の課題はなのか?
  • コーチングをどこで始め、いつ終わらせればいいのか?
  • 成熟したチームをどのようにコーチすればいいのか?
  • 機能障害となっている箇所でどんなテクニックを使えばいいのか?
  • 干渉がプロセスを最適にしないということをどのように伝えれば良いか?
  • もっとも効果的なテクニックはなにか?
  • 他の分野から何を持って来るべきか?(例えば、組織的な開発や、心理学、コーチング、精神科学などあなたが関連すると思うこと)
  • あなたは、他のAgileコーチとどんな違いがあるか?

Collaboration, Culture & Teams

私たちは、協調、文化、チームについて考えるようにこのステージを構成します。一つの言葉は、からまりあって繰り返しでてくるものです。このステージの絶対的な本質としてそれがあります。私たちは、3つのコンセプトを3つに分けて考えることで、単純化できると考えています。しかし、それは我々の考える限り、あまりいい方法ではないかもしれません。

“協調”は相互依存のゴールを成し遂げる方法の一つです。”協調”は仕事のスキルセットに対するアプローチであり、衝突に対するアプローチであり、文化の現れでもあります。チームは、一つの境界の中で強調します。しかし、ソフトウェアをリリースする作業とは、組織を超えて、会社を超えて、文化を超えて協調する必要があります。

“文化”は、グループバリューの表現の一つです。人々が語ることや、議論できない何かが文化であり、受け入れられない何かや、否定的な物、価値のあるもの、重要な誰か、価値のある誰かが文化を形付けます。

“チーム”は文化の中に存在する社交的なユニットです。そして、協働を通して働くことになります。チーム内に、たくさんの文化や、国、専門性、組織性が存在することは、チームの為に、チャレンジや可能性をもたらします。

何が、複雑に絡み合っているのかをあなたは目撃するでしょう。

このステージでは、人工的にコンセプトを分けず、”協調”、”文化”、”チーム”間の相互作用を探求します。しかし、それはとてもふくざつで絡み合うものです。

このステージでは、以下の疑問に答えます。

  • 個別に責任を持ったチームの異なったレベル感が、個々や文化や結果にどのような影響をおよぼすか?
  • 組織の他の部門とチーム間の協調は、どのようにゴールの成功した理解をサポートしや限定するか?
  • 文化のイメージは、成功した協調やチームワークの何に影響するか?
  • 文化や組織の境界線を横断する協調のサポートになるものはどんな作業か?
  • どんな構成(物理的、組織的、方針、契約)が、横断的な協調を向上させるか?どのように、組織間の連携の本質をそれらが変えていくか?
  • 文化的な違いがあるときに、強い協調を開発するために、何がチームを助けるのか?
  • チームはどのように、有益か見分け、そして、組織的文化の様子を限定していき、チーム内に新しい文化を作っていくか?
  • 我々はどのように、チームが限られた仕事の概要、特殊な文化を乗り越え、強固な横断的協調を構築するか?

Development Languages, Practices & Techniques

このステージでは、アジリティのゴールを勝ち得るための、プログラミング言語の破壊的な役割、プラクティス、テクニックといった基本を探求します。このステージは”FooBar言語でどうやってTDDをするのか?”といった平凡な会話をするステージではありません。ややこのステージは、アジリティに対する平凡な考え方チャレンジし、特定の言語、プラクティス、そしてテクニックの特徴をベースに、新しい方法を再確認します。このステージでは、新しい領域へと探求を進めたいAgile開発者の実験でもあります。

このステージでは、以下の疑問に答えます。

  • どのように、新しい開発言語や、プラクティス、テクニックは、Agile体験に革命をもたらすのか?
  • Agileを使った体験が10年経過し、ツールやテクニックはどのように変わってきたか?
  • 戦略的変化を伴った新しい種類のアプリケーションを開発しているか?
  • 基本的な言語を使うとき、どのようにTDDやを変えていくか?
  • 開発プロセスを変化するDomain-Specific-Languageの役割はなにか?
  • Agile開発の一歩を維持できるプラクティス、ツール、テクニックはなにか?
  • コードレビュー利用をうながしたり、改善するツールやテクニックやアプローチは存在するか?
  • リサーチ案件や、ハードとソフトが混合するプロジェクトのように、新しい領域でのAgileの適用から学べるユニークなレッスンは存在するか?

続く。

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