恋 – 森 絵都 「永遠の出口」より

感想おまちしてます!

つまるところ、私はまだどこかで奇跡を待っているのだろう。

恋とは切ないものだ。

それがよくもあり、それがつらくもある。初めて絶望したのはたしか19歳のときだった。これがまた笑えるシチュエーションで、映画「タイタニック」を見た後に告白されたのだ。その子はとてもかわいい人で、アルバイト先で人気者。まさか、いきなり告白されると思わず、とりあえず友達からということで付き合い始めることとなる。

こういうはじまり方をした恋というものは、終わる頃には告白された側のほうが、夢中になることが多いのかもしれない。僕もそのタイプで、別れてから1年はアルバイトもせず、本当になにもせず、夜にはないて、朝が来るたびにため息をついていた気がする。

その当時、僕は芦原公園という市内で大きい公園で、ハトにエサをやるのを日課にしていた。最期には、ハトとしゃべっていた。これはかなりやばい。

そして、毎日期待をする。街でばったりあって、またよりを戻すとか、そういうありえないことを想像する。奇跡をまってしまうのだ。

でも、やがてそういう時期も終わり、過去が思い出に変わるときに、初めてその恋の暖かさを知ることになる。

うーん。泣けるね。