時の雨 – 森 絵都 「永遠の出口」より

感想おまちしてます!

両親の考えていることは、子供には決して理解できない。

これは、あとになって僕が理解したことだ。もちろん、今もわからない。親と子は血でつながっている。これは素敵なことだと思う。しかし、親と子には境界線がある。親はこの気持ちを理解することなんてできないし、子供にも親の気持ちなんてわからない。

両親がけんかをするようになったのは高校ぐらいのとき。その時僕は、よりによってこんな時期にけんかなんてするなよ、と思った。本当にやれやれだ。おかげで、弟はぐれちゃうし、僕はすれちゃうし。親は親で、思うことがあるんだろうけど、子は子でなにかと考えることがあるんだよね。それに、子は親に気を使う余裕もないわけ。

それでも、まぁなんとかやってきているのは、僕はなんだけど、自分のおかげだと思っている。残念ながら、親に感謝できるのはお金の部分だけだ。それは感謝してもしたりないとは思う。

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この世にはできる人間とできない人間の二通りがいて、できない人間には自分の意思で人生を切り開く権利がないと宣告されたのも同然だ。ひどい。ひどすぎる。

小説を読んでいて、こんなに笑ったのは初めてだった。親が離婚するのか?という危機の中で流れる子供の時間。面白すぎて思わず声がでてしまったもん。