DREAD RED WINE – 森 絵都 「永遠の出口」より

感想おまちしてます!

人はいつ当たったアイスをもらいに行かなくなるのだろうか・・・とかね、考えてたわけよ

思春期。

人はそれをナイフのように鋭く、ガラス細工のように繊細な時代と言う。はたしてそのとうりなのだろうか?

当時僕は、「世の中が滅んでしまったらどう生きるか」ということと、「そもそも僕は何のために生きているか」と、「アルバイトのお金を何に使うか」を考えることで、頭の中はいっぱいだった気がする。

思春期の子供を持つ親大変だと言うが、それはほとんどの場合、子供が勝手に解決するものなのだと思う。なので、「親の気持ち、子知らず」とはいうものの、親の気持ちなんて全然関係ないのだと思う。

僕の場合、「ぐれる」ことを選択する考えはなかった。そのかわり、頭のいい不良になろうと思った。なぜなら、これが一番不良だと思ったからだ。何よりも敵に回すと一番やっかいなタイプだから。そして、思春期の僕はこの世界に絶望していた。

みんなで幸せな世の中でもないし、べつに生まれてきたくて生まれたわけでもない。世界から尊敬を集める人が「それは違う」と言っても、「だからどうした」と言える気がしたのだ。

それは、当たりのでたアイスの棒を、いつまで大切に取っておけるかを試すような、独りよがりのチキンレースに似ている気がする。