私は知らないことを知らない

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古代ギリシャの哲学者ソクラテス。
「私は自分が知らないことを知っている」という「無知の知」については知っている人もいるだろう。彼は彼を批判する人間に対して最期まで自分の信念を曲げず、毒杯を飲んで自殺した。
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姉歯元建築士の妻が自殺 – NIKKEI NET
冗談で「姉歯」という言葉が使われている。Webでも冗談のように語られる。僕自身も冗談で言ったことがある。この前、ある場所で「姉歯」という名前の方を見かけた。そのときに、「僕はひどいことをしてしまったのかもしれない」と思った。
テレビで恵俊彰さんがこういっていた。
「何故、こういうことになってしまったのでしょうか?」
そのときに僕はこう思った。本当にわからないのか?と。その後、こういう言葉が続いた。耐震偽装事件の被害者の談話だった。それに対してだれかがこうコメント。
「被害者の人にもたまらないですよね」
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オウム松本被告の控訴棄却・東京高裁 – NIKKEI NET
多分、松本被告の死刑判決がはじめて出たときだったと思うが、そのときにそばにいた女性がこんなことを言った。
「こんなやつ早く殺してしまえばいいのに」
正直なところ、僕はとても怖かった。確かに被告に対しては同情する部分がもてない。ただ、言葉でそれを聞くととても恐ろしい。
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たくさんの人が一人の死を望むということは昔からよくあったことだろう。大衆心理というのは恐ろしいものだ。映画「パッション」でキリストの死を描いていたが、その映画に描かれた大衆の反応は異常だった。2000年近くたっても同じなんだろう。
誰が自殺に追い込んだのか?誰が死刑を望むのか?
死ぬかどうかの選択は個人に任せるとしても、原因と考えられるものに「我々」が必ずあると思う。そして、TVの中で「たまんないよね」と話されるように、それだけで終わる。
本当にたまらないことだ。
参考:
ソクラテス – Wikipedia
ソクラテスの名言 – 世界の名言・名著