Autifyでデータドリブンなテストを実行する

Autifyは、ひとつのシナリオを、複数のデータを使って実行できます。

データドリブンテスティング

使い方は簡単。データタブに移動してデータをCSVとしてアップロードします。CSVの仕様などは一つのシナリオで様々な文字列のパターンのテストを行いたいですを参考にしてください。

今回は以下のようなデータをCSVで用意しました。サンプルデータは『銀河鉄道の夜』(青空文庫)を使わせていただいています。「メッセージ」という見出しが変数名となります。3行目には「カムパネルラが手を上げました<改行>それから・・・」と間に改行も入れています。

メッセージ
"「ではみなさんは、そういうふうに川だと云いわれたり、乳の流れたあとだと云われたりしていたこのぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか。」先生は、黒板に吊つるした大きな黒い星座の図の、上から下へ白くけぶった銀河帯のようなところを指さしながら、みんなに問といをかけました。"
" カムパネルラが手をあげました。
それから四五人手をあげました。"
"ジョバンニも手をあげようとして、急いでそのままやめました。たしかにあれがみんな星だと、いつか雑誌で読んだのでしたが、このごろはジョバンニはまるで毎日教室でもねむく、本を読むひまも読む本もないので、なんだかどんなこともよくわからないという気持ちがするのでした。"
" ところが先生は早くもそれを見附みつけたのでした。"
"「ジョバンニさん。あなたはわかっているのでしょう。」"
" ジョバンニは勢いきおいよく立ちあがりましたが、立って見るともうはっきりとそれを答えることができないのでした。ザネリが前の席からふりかえって、ジョバンニを見てくすっとわらいました。ジョバンニはもうどぎまぎしてまっ赤になってしまいました。先生がまた云いました。"

読み込むと読み込んだデータが表示されます。改行部分はこの画面からはわからないですね。

入力値を「データ:メッセージ」とします。これで入力する準備ができました。今回のシナリオではテキストエリアに読み込んだデータを入力するシナリオにしています。

実行すると並列でCSVの行数だけテストが実行されました。シナリオの網羅性が上がる分、実行回数が増えるためコストが高くなります。

それぞれにそれぞれのデータが使われています。改行も「\n」と表記されていますね。テキストエリア内で改行もされていました。