仕事上、ドキュメント管理や情報共有は死活問題なので、ツールにはこだわりを持ちたいと考えています。Wordは開きたくも書きたくもないし、Excelを方眼紙にするのもきつい。GitHubのWikiでもいいけど、なんか無理して使ってる気分になる。そこで、最近話題のWebサービスを実際に使ってみて調べてみました。
esa
esa.io とは、「情報を育てる」という視点で作られた、自律的なチームのためのドキュメント共有サービスです。
ドキュメントは書き途中で公開できたり、更新しやすい仕組みなど、コンセプトがとてもいいesa。価格は月500円(一人)。フリートライアル60日あり。
マークダウンでシンプルに記載できる入力画面の横には、プレビュー画面があるのでとてもわかりやすく使いやすい。デザインがとても良いですね。テンプレートも作れるので、日報のような定形で揃えたいドキュメントも簡単に作れ、ゆるやかな統一性を保てます。
ドキュメントの差分もとても見やすいです。MarkdownだけでなくHTMLでもDiffが見えるのがとてもいい。「あーこういうの欲しかった」が実現されている感じです。すばらしい。
コンセプトにも登場する「WIP(作業中)で保存するボタン」ですが、機能の特徴は、ドキュメントを読む限り、書きかけが見つけやすいデザインと、更新通知が飛ぶか飛ばないか。ドキュメントの状態が「一時保存」、「WIP」、「公開」と3つに分かれているのが特徴的。
カテゴリもタイトルをスラッシュで区切るだけで簡単にできるのはPukiwikiみたいでわかりやすい。Pukiwikiって本当に使いやすかったけど、esaは次世代Pukiwikiみたいでいいな。
サイト: https://esa.io/
DocBase
こちらもMarkdownを使った記述でドキュメント管理ができるステキツール。900円(税抜)/月で3名からはじめられ、30日無料トライアルもあり。
Markdownのテキストボックスととプレビューを並べるデザインが最近のブームなんですね。これまではエディタにプラグイン入れてやっていたことがWebでできるようになったわけですが、単純に「Webでも」を超えた便利さがあります。
特徴的なのがメモの中にメモ機能。こういうメモ同士のリンクは便利でいいですね。細かく管理すれば再利用も簡単。重複するドキュメントほど無駄なものはないですからね。それ以外でも「Shift +Space」でCSV形式を表形式に変換できるとか、かゆいところに手が届くのがいいですね。
サイト: https://docbase.io/
Qiita:Team
技術情報共有サービスで有名なQiitaのチーム版「Qiita:Team」。僕はブログになんでも書いているので、1回も使ったことがないのですが、その使いやすさや情報量を見るかぎり、とても優れたツールなんだろうとおもいます。3名1490円(税込)/月。30日無料トライアルあり。
こちらもMarkdown + プレビューのデザイン。特徴的なのはGitHubのように編集リクエストを投げるフローがあるところですかね。プルリク大量に来て追いつかない問題が怖いけど、こういった修正箇所の指摘や提案は、チーム内議論にもなるのでいいですね。
おわりに
僕は、ドキュメントツールとしてPukiwiki、Mediawiki、Confluenceと使ってきましたが、やっぱりコンセプトがしっかりしてWikiが好きです。Wikiは使っていると使い方を教えてもらえるようなところがとてもいい。求めるのがシンプルさとわかりやすさと探しやすさなので、Confluenceは機能が豊富すぎて、Excelみたいになってしまって好きではない感じ。
ドキュメントツールは、開発をしていると死活問題なので、良いツールがないものかなぁと日々考えてましたが、「スタートアップの開発チームが開発体制を整えるためにおすすめのツール4選」や結城さんのつぶやきを読んで、ドキュメントツールがだいぶ進化していることを教えてもらいました。
実際に使ってみて、esaはすごくいいですね。サービスとしての手触りがとてもいい。機会があったらチーム開発で使ってみようと思います。