
アジャイルコーチとして現場を支援する場合、契約前にお客さまとゴールを共有しなければなりません。「アジャイル開発やってうまくいきました」と誰もが納得する形を約束するのはとても難しいのですが、「そんなの無理」とすると思考停止してしまうため、そこで作ったのがアジャイル・スクラムチームの成熟度モデルです。
アジャイル・スクラムチームの成熟度モデル
この図は公開していて、前にTwitterでも共有したことがあるのですが、思う所があれば随時アップデートしているため内容も変わっています(現在のバージョンは3.6)。
このモデルで実現したいことは以下です。
- チームが成長するための方向を記した地図を提供する
- ある一定の基準(ステージ)を決めて、現状の理解を深め、進みたい方向を明確にする
- 進みたい方向に進んでいるかどうか判断できるようにする
1については、このモデル自体を地図(すごろく)に見立てています。2については、黄色い文字で定義し、3については、説明部分に次のステップを記述しています。
現状、アジャイル開発に取り組まれているチームでも使えますし、冒頭のように、アジャイル開発を推進したいお客さまとも話す材料になります。
この内容が正しいかと言われると正しくはないかもしれませんが、自分の経験を踏まえ、ある程度目安になる内容に磨いてきたつもりです。現状、特に地図が描けていないのであれば、参考にしてみるといいかもしれません。
アジャイルチームの成熟度マップ

地図があれば進むべき方向が決まります。あとは進んでいくだけです。進んでいくうちに、自分たちの「今」をもっと知りたくなるはずです。
そこで使うのがアジャイル・スクラムチームの成熟度マップ(成長と言ってもいいかも)です。
上記のように、自分たちの位置を定期的にチェックしていきます。もし、先に進めたのであれば、
- 進みながらチームに何が起きたか?
- 進んでだ距離は満足いくものか?
- 次に目指す場所に向けて、何をすべきか?
を、こちらも定期的にふりかえるといいでしょう。
上記の図のように、チームメンバーの入れ替えで、成熟度が下がってしまうケースもあるでしょう。しかし、改善を続けていけば、ほとんどのチームが半年から1年でステージ4以上(アジャイルチームの本当の入り口)にたどり着けます。
リンク: アジャイル・スクラムチームの成熟度モデル