体調復活。
今日は大掃除をして疲れてしまったので、DVDをみることにした。
![ゆれる [DVD]](http://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/414KKTH9GHL._SL160_.jpg)
「ゆれる」
物語はカメラマンの青年が主人公。
母親の法事で帰ったが、そこで昔関係があった智恵子と出会ってしまう。彼女は兄の働くGSで働いている幼馴染で、次の日、3人で渓谷に出かけることになるのだが、渓谷にかかる吊り橋から智恵子が落下し死んでしまう。
智恵子と一緒にいた兄をかばおうと、事故だと主張する主人公だったが・・・。
真面目な兄、奔放な弟と、弟に未練のある女。
田舎というロケーションもあってか、からみつくような感情が目に見えるような映画だった。
事件の詳細が明らかになるとかそういう部分よりも、自分が信じていたものが、自分の予期せぬ方向に進んでいく恐怖を、映画を通して体感した気がする。これは怖い。
離れて暮らす兄弟という距離感がまた、ゆれる吊り橋からながめる風景のよう。
死んでしまった智恵子が見たもの、主人公が見たもの、兄が見たもの。
それぞれがみたものは1つの事実であっても異なる。異なってしまうのだと。
吊り橋がゆれる感覚と、揺れ動く人間の心情を、すばらしく表現した作品だ。
こいつはすごい。
西川美和監督の噂は聞いていたが、噂以上の映画。きっと結末は見る人ごとに変わると思うので、議論がいろいろあるんだろうな。
ラストについては、僕は決別を感じた。
それにしても真木よう子さんはきれいだなー。
“映画「ゆれる」をみて頭が痛くなったのはなぜだ” への 2 件のフィードバック
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はじめまして!
わたしも遅ればせながら観ました。
「からみつくような感情」という表現が
ぴったりですね。
そして、稔(香川照之)がつり橋の上で
智恵子の肩に「からみついた」のも
情念が感じられて…こわいです。
後の裁判で、
「性的に嫌がられているのかと思って
ショックでした…」という稔が痛々しくて。
猛が帰ってこなかったら、
そして、二人が関係をもたなかったら
つり橋の事件は起こらず、
稔と智恵子は仲良く働いて、
もしかして結婚していたかもしれない…
と思うと空恐ろしいです。
わたしも感想をUPしていますので
よかったら遊びに来てください!
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感想読ませていただきましたー。
また寄らせていただきますね。
「ゆれる」はなんともいえない映画でした。なんか珍しい映画ですね。派手さがないのにしっかりしていて、メイドインジャパンみたいなイメージが浮かびます。
この監督の別の作品が見たくなりますねー。
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