さようなら
子供達の事をよろしくたのむ – 河口博次さんの遺書より
1985年8月12日。
群馬県御巣鷹山へと墜落した日航123便(JA8119)。520人が亡くなる大惨事から20年が経った。墜落までの約32分。急降下する機体の中で、たくさんの思いが浮かびながらも、家族の身を案じたこの遺書を読んで、20年経っても薄れない「人間の思い」の強さを感じた。
墜落前に乗客たちが見たであろうといわれる夕暮れの茜雲。
空に浮かぶ茜雲は今もきっと変わらないのだろう。
TVでドラマや特集をやっていて、当時流れた映像などをはじめて見た。それを見てとても怖くなった。怖くて怖くてたまらなくなった。僕の気持ちなんて遺族の方に比べればたいしたことはないだろうが、こんな思いをしたくないし、誰にもさせたくないと思った。
死にたくないと思った。生きていたいと思った。でも、今の僕は一生懸命生きているのかどうかわからなくなった。死にたくないと願った人が亡くなっているのに、自分はちゃんと生きているのか?生きている自分に対して自信がもてなくなった。申し訳ない気持ちになった。
いつ死んでしまうのかわからないのだから、自分の信じることに自信を持って生きていきたいと願っていても、ずっとそうできるわけではない。つらい気持ちや悲しい気持ちはたくさんあって、みんな同じなんだとわかっていても、つらいときにはつらいといいたくなる。
忘れたくても忘れられない。忘れるのも悲しくてできない。
でも、それらを背負って生きていかなければならない。
生きていく。
人間の生命力や意思や願いはとても強い。
どれだけの時間が過ぎ去ろうとも、どれだけの困難に遭遇したとしても、
決して砕けないものだと信じている。
*
【関連】
・河口博次さんの遺書
・傷だらけの翼 – 沈まぬ太陽のその後、そして現在
【本】
・茜雲―総集編
・沈まぬ太陽 アフリカ編
・沈まぬ太陽 御巣鷹山編
・沈まぬ太陽 会長室編
・クライマーズ・ハイ
【TV】
・ボイスレコーダー?残された声の記録?ジャンボ機墜落20年目の真実(TBS)
・NHKスペシャル あの日を忘れないで?日航機墜落事故遺族の20年?(NHK)
・8・12日航機墜落 20年目の誓い?天国にいるわが子へ?(フジテレビ)
・NNNドキュメント’05 あの夏…御巣鷹山 日航機墜落 それぞれの20年(日本テレビ)

日航機123便墜落事故
また今年もきました。
この日が。
8月12日。
当時起こってはならないことが起きてしまったようで、情報も錯綜し、実態を把握するための時間がどれほど必要だっ…
いいねいいね
JAL123便日航ジャンボ機墜落事故
20年前の8月12日にあった、日航ジャンボ機墜落事故を知っていますか?
私は当時小学3年生。夏休みにあった事故でものすごい記憶に残っているのだけど、若い人…
いいねいいね