この講座では、いろんなペンやスタンプをつかって絵を書くスクリプトをつくります。
ペンをつかう
「ペン」にあるコマンドをつかえば、ペンのような動きをつくることができます。ペンをつかうときは、
- ペンを初期化する。
- 書きはじめるときは「ペンを下ろす」。
- 書きおわったら「ペンを上げる」
の順番にコマンドをおきます。
ペンの初期化では、「消す」をつかって、前に書いた線を消します。そして、「ペンの色を □ にする」や「ペンの濃さを □ にする」や「ペンの太さを □ にする」をつかって、スクリプトでつかうペンをきめます。
ペンの色のかえ方をれんしゅうしましょう。まず、「ペンの色を □ にする」の□をクリックします。
すると、マウスカーソルが「ゆびマーク」になります。
ゆびまーくになったら、すきな場所にカーソルをいどうしてみてください。上のように、「調べる」の左にあるみずいろの部分へカーソルをあわせると、ペンの色も同じ色になります。スクラッチでは、ペンの色を画面のなかからえらぶことができるのです。
「ペンを下ろす」と「ペンを上げる」のつかい方は、つぎの、れんしゅうもんだいをつかって勉強しましょう。
れんしゅうもんだい1: ねこのペン
ステージでマウスを動かすと、ネコがマウスを追いかけながら線を引くスクリプトをつくってください。スペックは以下です。
- スクリプトを開始すると、ネコがマウスをおいかけはじめます。
- ネコが追いかけたあとに線が引かれます。
- 線の色や太さは、すきなものにしてください。
答えは ↓ にあるけど、まずはみないで自分でつくってみよう!
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れんしゅうもんだい1: 答え
ペンを初期化してから「ペンを下ろす」をおきます。
そのあとに「1秒待つ」をおいているのは、そうしないと上のように、スタートをおしたときにネコが右上にひっついてしまいます。
あとは、「ずっと」のなかに、「マウスのポインター へ行く」をおきます。こうすると、ペンをおいてから、ネコがマウスポインターをおいかけるので、ネコがペンのようになります。
れんしゅうもんだい2: スタンプでぶんしん
ステージでマウスを動かすと、ネコが分身しながらマウスを追いかけるスクリプトをつくってください。スペックは以下です。
- スクリプトを開始すると、ネコがマウスをおいかけはじめます。
- ネコが追いかけたあとにネコのぶんしんがどんどんあらわれます。
ぶんしんは「ペン」のなかにある「スタンプ」をつかいましょう。。答えは ↓ にあるけど、まずはみないで自分でつくってみよう!
↓
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れんしゅうもんだい2: 答え
れんしゅうもんだい1とほとんどおなじスクリプトです。
初期化に「ペンを上げる」をついかしました。これは、「ペンを下ろす」をいちどつかうと、「ペンを上げる」まで下りたままになるからです。スクリプトの中で「ペンを上げる」のをわすれたことをかんがえて、初期化にこの処理をついかしました。
ぶんしんのために、「ずっと」のなかに「スタンプ」をおきました。「スタンプ」をつかうと、「制御」の「クローン」をつかったように、スプライトのぶんしんをつくれます。
とくべつもんだい1: ネコのあしあと
ネコがあるいたあとに、あしあとがついていくスクリプトをつくってください。スペックは以下です。プロジェクト名は「ネコのあしあと」です。
- 実行すると、ネコがとことこと、いろんなところにあるいていきます。
- ネコは、ステージのはしにちかづくと、くるりと向きをかえます。だから、ステージのはしからでてこなくなったりしません。
- ネコがとおったあとには、あしあとがつづいていきます。
とくべつもんだいの答えは「とくべつもんだい1: ネコのあしあと」で100円で販売しています。ページの下にある「購入して続きをみる」へすすんでください。購入方法はこちらを参考にどうぞ。答えには、とくべつじょうほう(あたらしいコマンドや、ちょっとした技など)も書いています。
この講座で学んだこと
- ペンをつかうと、ステージに線をえがくことができます。
- ペンは「ペンを下ろす」と「ペンを上げる」の、ふたつのコマンドをつかってそうさします。
- スタンプをつかうと、スタンプのようにスプライトをコピーできます。
ペンをつかえば、スクラッチでお絵かきアプリをつくることができます。それいがいにも、あしあとやぶんしんのような動きをつけることもできます。
- 今回つくったプロジェクトは以下にあります。
- つぎの講座は「いろいろ調べてみよう」です。
- まえの講座は「いろんな音をならしてみよう」でした。
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