時代はデジタルネイティブなので6歳の年長さんにスマホを持たせてみた

「みつりちゃん、胸でっかいね!」って言われるとお父さんはどう答えたらいいかわからない。

最近のSNSを見ていると「怖いな」と思うことも多いけれど、便利なものは使うべきだという性格なので、6歳の娘にスマホを与えることにしました。ふと思えば、6歳で一生使い続けるかもしれない電話番号が付与されるなんて・・・なんだかとても不思議な話だと思う。

スマホを渡したい理由

スマホを渡したい理由の一つが、今後、大きくなるにつれて、一人で、あるいは友達と行動する時間が増えるでしょう。その時の連絡手段、居場所の確認としてスマホは役に立つはずです。

また、歩いて5分のところまで習い事に通うようにもなったので、一人で通う練習もしたいなと思っていました。そういったときに位置情報がわかるとちょっと安心します。

そして、「電話する」、「メッセージを送る」は今後も必要になるスキルです。電話とは何か? メッセージとはなにか? それぞれをどう使うのか? を体で学べるようになります。

さらに、時間の使い方も学べると思います。詳しくはのちほど書きますが、ゲームやアプリの時間制限を入れれば、どういうふうに時間を使うかも考えるようになるはずです。

うちではゲームを「年齢 x 10分」までOKとしており、子どもたちは自分でキッチンタイマーを設定して、ゲームに使った時間を管理しています。

たとえば、我が息子の場合、朝に全部時間を使ってしまい、夜に「遊びたい!」と泣き出すことがありました。しかし、朝20分、夜20分とすれば、2回に分けて遊べることを学んでくれたようです。そう、時は有限なのです。

スマホを渡す場合に気をつけたこと

我が娘のデビュー機はPixcel 4aです。嫁のお下がり。

最初にインストール(またはプリインストールで残したアプリ)したのはLine、Google Photo、Google Map、ポケモンGoです。

設定としては、Googleのファミリーリンクをつかって、時間は1日1時間。ポケモンGoはその中で30分に設定しています。アプリをインストールしようとしたり、だれかとつながろうとすると通知が来るので、子ども用スマホぐらいまで設定を細かくできませんが、機能的に十分です。

Lineはおじいちゃんおばあちゃんを含めたグループでやり取りをしています。おじいちゃんたちはつい漢字を使ってしまいますが、そうすると娘は読めないので返信をしなくなります。よってじじいとばばあは寂しくなり、そこから学び、ひらがなを使うようになる・・・。すばらしい学びのサイクルです。

Google Photoは写真のバックアップ用。カメラが使いやすいので、ポートレートによる写真の撮り方も学べるし、きれいに映える写真を取るための、光の取り込み方も考えるようになってきました。

Google Mapは現在位置を共有するように設定し、手元で確認できるように設定。

契約はMVNOなので、月1400円ぐらいかかりますが、あまったパケットは家族で使えたりもするので、まぁいいかなと思っています。

ポケモンGoの30分ルールは、運用しながら改善されたルールのひとつです。やってみなきゃわからないことが多いので、いろいろ試しながら決めていくしかないと思います。

リスクももちろんあります。ただ、リスクを負わないとリターンもないはず。

電話の契約が増えるから出費は増えるし、スマホをなくしたり壊したりすればまたお金がかかりますが、その代わりに連絡ができなかったり遊べなくなるのを学べると思い、授業料だと考えるようになりました。

なによりも、今の時代は「便利なもの」を知っているか知らないかで大きな差が出てくるから、いろんな手段・方法・技術学ぶためのリスクと思えば、安いものだと思います。