1巻読了。秋山好古はフランスに飛び、秋山真之は兵学校を卒業。正岡子規には病魔が影を見せる。
気になったのが以下の2つ。
人は生計の道を講ずることにまず思案すべきである。一家を養い得てはじめて一郷と国家のためにつくす (真之より)
働かざるもの、大きな口を叩くべからず。
試験は戦いと同様のものであり、戦いには戦術が居る。戦術は道徳から解放されたものであり、卑怯もなにもない。
この道徳から解放されたものというところがぐっときた。
純粋に考えた戦略ならば、道徳に縛られるはずがない。今の世間一般で受け入れられにくい部分もあるが、真之のような軍人らしい発想がとても好きだ。
まだまだ、坂の通り道。