まつもとさんのお話を楽天テクノロジーカンファレンス2008で

11月29日(土)に開催された「楽天テクノロジーカンファレンス2008」に行ってきた。

藤原はこういうのに興味がわかないので、どんなもんかなーとオープニングの基調講演だけ参加。Rubyのまつもとゆきひろさんの「ラストマン戦略」については、こういう人もこんなことを考えているのかーと、新しい発見になった。
内容をまとめると、今までは箱庭みたなところにいて作業するだけで生活できたけど、オープン化でもう限界では?という意味かなと。
例えば、「Java書けます!」って言ってた人がいても、もうそういう人は結構いるので「Javaを書ける」という価値が薄れてきている。よって、じっと作業しているだけでは価値は高まらない。
そこで、誰かが「○○に詳しい人」を探しているときに、巡り巡って最後にいきつく人間(ラストマン)になりさえすれば、その人には価値が生まれる。
今後は、専門性を磨くだけではなく、自分からのコネクションを増やすことが重要になってくる。
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箱庭という表現がいいなーと思ったけど、エンジニアはあいさつしても返さないような奴が多いので、そこでひきこもっていても価値がうまれないということは理解できる。
ものすごい技術をもっていても、そのことを誰かが知らないと意味がない。
評論めいたことを述べられるよりも、具体的な解決策などの提案が、現場では求められる。
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他のセッションを見ることができなかったが、来年からはこういうのにも出て行こうかと思った。顔を広げるってことをこれまでしてこなかったので、いい勉強になりそうだ。