デビルマン

小さいころに「デービール!」とポーズをとっていた記憶がある。

ただ、どうもアニメと漫画は内容が違うらしく、アニメは「悪魔VS悪魔」だが、漫画は「人間VS悪魔」という構図らしい。デビルマンは悪魔の力をもち人間の心を持ったものなので、人間側のヒーローとなる。最終的にデビルマンはたくさん生まれ、軍団となる。

主人公は悪魔の中でも英雄のアモンという悪魔と合体する。

デビルマン (1) (講談社漫画文庫)

以後、ネタバレ。

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文庫でわずか5巻しかでていないが、内容はすごく濃い。ヒロインはバラバラにされて死んでしまうし、デビルマンすらサタンにやぶれる。人間は滅びる。サタンは両性生物だし。こんだけ昔の漫画で、こういう結末に持っていくのはすごい作者だと思った。

結局、具体化したデーモンよりも、人間の心にすむ悪魔のほうがひどく描かれている。悪魔軍団の作戦で、人間は混乱し、集団心理から悪魔狩りをはじめる。

「悪魔はお前たちの心の中にいる」

というデビルマンの言葉が、漫画デビルマンのすべてを表している。

個人的には、シレーヌとカイムがデビルマンを追い詰める部分と、ジンメンの部分が衝撃的だった。ジンメンのエピソードはどっかでみたことがあるシチュエーションだなーと。なんだっけな。

また、途中、タイムトリップして過去にさかのぼるのにはびっくりした。なんだその展開!
しかし、ヒットラーとかサモトラケのニケとか、時代の残酷なシーンに悪魔がいるのでは?という作者の意図にはちょっと考えさせられるものがある。

友人が「デビルマンはへこむ」といっていたが、これはたしかにへこむけど、名作漫画の理由がよくわかった気がする。

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