悪人 - 吉田修一

悪人
人間とというものを僕が語るのも変な話なのだが、人間は誰が悪いかをはっきりさせたい人間であり、かつ、誰が悪いかを口にしない人間でもある。

久々にラストで体が震えた小説だった。
出会い系サイトで知り合った男に殺された九州の女性。女性はどのように、そして誰に出会ってそうなってしまったのか?男性は誰に出会いどうして殺してしまったのか?

当たり前のことだが、被害者の周りにも人がいるだろうし、加害者も同じく周りに人がいる。事件により2人はつながり、加害者と被害者へとなってしまうが、彼らの周りの人間も、加害者の家族、被害者の家族と言ったように、知らぬ間に分けられてしまう。

僕はこれまで、台風の日に川を見に行って溺れた人や、台風の日にサーフィンをする人などをニュースで聞いて、「なんでなのだ?」と嘆いていた。もっといえば、バカにしていたのかもしれない。

しかし、この小説を読んで、何が悪いのかがわからなくなった。人から見えれば愚かな行動であっても、その人から見れば大切なことなのかもしれない。ただ単に無知なのかもしれない。しかし、それを笑う理由もない。

人間のウソ、見栄、嘆き、寂しさって、こんなに悲しいものなのかと改めて実感した。何が正しいのかはわからないけど、みんな寂しいのは一緒なんだと思うけどな。

生きている限り、一人でも、二人でも、それ以上でも。

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コメント(2)

以前PってうつTO、
POってなるはなしがありましたが、
なぽしかたぽしえて下さい。

キーボードのボタンをはずして、つけなおして接触をたしかめるといいかもしれません。修理前にそれで治りました。(結局、念のため修理には出しましたが。。。)

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