映画「ブリッジ」

ブリッジ
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ。観光名所であるこの橋は、年間20人以上が飛び降り自殺の名所でもある。

青い空、大きな赤い橋、眼下の荒々しい海。霧が立ち込める橋。橋を渡る観光客。飛び降りる人。カメラは淡々とこれらを撮り続ける。

「あ」と思ったら命が消える。本当に一瞬だ。

AMAZONのレビューにも書いてあったが、「取ってる暇があったら助けろ」という声もある。だが、これらは自殺をしない人の言い分でもあるわけだ。
映画の中では、自殺を考え、苦悩する友人、家族を見てきた人のインタビューがほとんどになる。その中では、もう止めるのを諦めている人もいる。

「飛び降りるのであれば、遺体を引き取れるように私の住所をポケットに入れなさい」と忠告する老人もいた。「彼はもう帰ってこない」と感じ、家で警察からの連絡を待つ人もいる。また、飛び降りて生き残った若者と、その父親の証言には、明らかなギャップがあった。

笑って消えていった人。空へと手を伸ばして倒れていった人。ためらう人やタクシーに乗るかのごとく自然に落ちていく人。解決しないから自殺している。また、人は自殺するという事実。

誰だって死ぬことを考えたことがあるはずだ。僕は自殺を考えたことがある。

この前。寝る前に見たテレビの影響か、LOSTの影響か忘れたけれど、自分が死ぬ夢を見た。夢の中の僕は、「これから絶対死にます」という状況で、目が覚めたときの後味は最悪だった。

その日、あらためて死ぬことについて考えた。

僕らは頼みもしないのにいきなり生きている。つまり、年をとって色々明らかになると、途中「死」に気がつき、それが絶対であることを宣言される。こんな理不尽なことはない。その分、生きることのすごさを知ることにもなる。なんかとても対照的過ぎて混乱する。

昔、何について考えていたかは忘れたけど、「私は私だ」という結論がでた。そうすると自分は無敵だと思った。そりゃ、間違えだってするし、自分が正しい人間だとは思わないけど、思うがままに生きていこうと決めた。

おかげで、一歩踏み出すことに抵抗がなくなった。若い頃は無謀でもあったかもしれないが、それを意識するようになって、これが「勇気」なのかななんて考えた。悩みがなくなった。人の目を気にしなくても過ごせるようになった。毎日が楽しくなった。

でも、たまに死について考える。「なぜに生きるのだ?なぜに死ぬのだ?」というのは大切なテーマだから。
死んだらどうなるんだろう?痛いのかな?眠って目を覚まさないってどんなんだろう?それは永遠なんだよな?

本当にビックリするぐらい怖い。多分、いつまでたっても怖い。怖いなー。

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