直木賞作品『何者』Twitterやってる人は心臓叩いてから読んだほうがいいぞ!

感想おまちしてます!

何者

処女作『桐島』で有名になった浅井リョウさんの直木賞受賞作品。TwitterやFacebook世代。就職活動に疑問を持ちはじめた世代が読むと胸が苦しくなる逸品。僕も苦しくて息ができなくなった。

スポンサーリンク

『何者』にもなれないということ

意識高い系が馬鹿にされるこの時代。例えば

  • 今日は頼もしい仲間と飲み会です。出会いに感謝! (記念撮影写真添付)
  • いいお話を聞けた。学びの多い一日でした。
  • XXXって何なの? 意味あんの?って思うの俺だけ(笑)

といった、普段タイムラインに流れてくる情報。目の前に誰かいるのに小さな画面を眺めてつぶやく人たち。

痛い。

心臓をぐさりと刺された気分になる物語を、この本は僕らに教えてくれる。昔書いたこんな記事をふと思い出した。

「いいね」を3ヶ月やめてみて思うこと
親しい友人がFacebook疲れを感じたそうだ。タイムラインを見ているとなんだ自分が嫌になるそうだ。そんなことがあったので、今年の初めか...

途中、苦しくなって息が詰まった。読み終えたあとに急いでTwitterのプロフィールを変更した。ようするに、ただただかっこ悪いのだ。だけど、それを笑う権利など誰も持ってない。中庸って知ってる?

読み終わってしばらくして思ったのは、この作者はよくもまぁこんな物語を書いたなと。書けたなと。誰もが感じている(であろう)違和感を言葉にできる。心の底からすごいと思った。こういうのを才能というのだろう。うらやましい。