後輩を育てない、育てたくないエンジニアの話

感想おまちしてます!

ぶっちゃけ、後輩の育成ってやつが面倒だし、自分にとってメリットがないんですよ。だって、僕はまだエンジニアとしてソースをたくさん書いて力をつけたいし、新しいサービスとかガンガン作っていきたいし、流行りの技術にもちゃんとついていきたいんです。今の環境だとそういうのできないんで、会社を辞めようと思ってます。

自社他社問わず、僕の周辺では定期的にこんなことを言う子が現れる。

そのたびに色々相談にのったりしているが、結果的に辞めていく子のほうが多い気がする。交友関係を見るかぎり、Web系の仕事をしている子が多いので、はじめはWeb系特有の問題なのかなーと思ってたけど、高橋恭介さんの『「社員を大切にする会社」の人事評価』を読んで、そういうわけでもなさそうだなと思った。

この本はとてもいい本で、就職活動中の学生や社会人になりたての人、というか働いている人全員にオススメしたい本だ。なぜなら、「人事評価」は会社で働くなら絶対に遭遇する仕組みだし、個人や企業の成長に不可欠な制度でもある。

その仕組みを理解せずに戦うのは馬鹿げてる。

とはいえ、こういう話って面接の時に聞いても「弊社には個人の成長を支える独自の仕組みがあるのでご安心下さい」みたいな浮ついた言葉しか聞こえない。すごい重要な仕組みだから学生ならつっこんで聞いたほうがいい。答えられない企業は期待できないだろう。

マネージャーになり人を評価する側を経験してびっくりしたのは、この前提のルールなしで評価の話をする人が多いことだ。評価する人もされる人も独自のものさしでなんとかしようとする。直感的に「これは絶対モメる」と思ったので、自分の手下には懇切丁寧に話をするようになったが、これからはこの本を渡すだけで済むだろう。ラッキー。

冒頭のエンジニアの言い分も、気持ちだけはよく分かる。だけど、なんというか環境としての行き過ぎた成果主義や、本人の成果主義に対する期待が高すぎることが問題になってないだろうか。

そもそも自分さえ成長すればいい人を雇ってくれる会社ってあるのかな? そこって持続的に成長できる楽しい場所なんだろうか?