罪とは何か?『アクトオブキリング』を見てきた

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話題のドキュメンタリー映画『アクト・オブ・キリング』を見てきました。評判通り「よくこんな映像を撮ったな」という言葉につきます。ドキュメンタリーとしてすばらしい映画ですが、それだけで語れないものがあります。

舞台はインドネシア。ほんのちょっと昔に起きた大量虐殺。その首謀者たちは現在も英雄として扱われ、当時暴れた民兵も現存しています。そんな彼らに

あなたが行った虐殺を、もう一度演じてみませんか?

とオファーするのですが、彼らは意気揚々とその誘いに応じます。その姿はむしろ滑稽とも言えるのですが、その痛々しさがさらに映画を深く照らすのです。

当時の状況を再現していくうちに、一人の殺人者に変化が現れてきます。やがて、自分自身が虐殺される側を演じることになり、彼は自分の中にあった何かと向き合うのです。

映画ではテロップによる補足がいくつかあるのですが、ドキュメンタリーであることや、ジョシュア監督もあまり話しかけません。しかし、そのカメラに写った彼らの表情がすべてを物語ってくれます。

思想が違うだけで起きた虐殺。都合のいい理由をつけられた100万人規模が殺されました。殺す側が正義という世界の中で、人の持つ狂気や悪意。純粋さを感じずに入られない映画でした。

これ以上のドキュメンタリーは見たことがないと断言できます。

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映画は横浜にあるミニシアター「ジャック&ベティ」で見てきました。入ったのは初めてですがすてきな映画館ですね。横浜のミニシアターは激減したので、また見に来ようと思います。