アジャイルコミュニティは超めんどうくさい

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僕はコミュニティに参加したり、イベントを手伝ったりする機会に恵まれ、いろんな経験をさせてもらっている。でも最近、コミュニティは面倒くさく、アジャイルコミュニティは超面倒くさいのではないかと考えるようになった。

「なぜ」とか「価値」とかが面倒くさい

そう思った理由は、[読書]わかりやすいアジャイルの教科書 – u1r_red’s blogを読んだことが大きい。書評が書かれたブログだけど、こんなことが書かれている。

先駆者に質問すれば「あなたは、なぜアジャイルにやりたいのか?」と質問で返されるようになった。

確かに。僕も去年は発表をいくつかしてきたが、質問に対してこういった質問を返していた記憶がある。しかし、こうやって改めて読んでみると、不親切(不誠実)だなぁと反省だ。

確かに、つきつめれば「なぜ?」とかに行きつく。でも、そうだなぁ、一昔前には、「価値」という言葉をよく聞いたがこれもよく似ている。

  • アジャイルマニフェストの価値にたどり着く。
  • 価値はあるのか?
  • 価値が大切なんだ!

価値価値価値価値・・・。わかるけどわかりにくい。

「先駆者がなんかよくわからんけど、良さそうなこと言ってる」じゃ、伝わったことにならないだろう。そういえば先駆者ってなんだ?

質問を質問に返してくるから面倒くさい

不親切(不誠実)と感じたのは「質問に質問で返している」からだろう。たしかに、自分も相手のコンテキストを聞き出そうと、答える前に質問を返すときもある。

もしかすると気がつかないうちに、答えるのが面倒でそう言ってしまったのかもしれない。結果的に、相手にとってしてみれば「?」となるかもしれない。

調べてみると、「質問に質問で返すことはなぜよくないこととされているのでしょうか」というページを見つけた。面白い例えが出ている(表現がちょっと過激だが引用)。

例えば、マスゴミに突然「どうですか?」と意味不明な質問を投げかけられたとき、巨人時代の松井は「そうですね…」とその日のプレイの感想等について自分から答えたのに対し、イタリアに行く直前のナカタやアメリカに行く直前のイチロー(つまり日本の村落共同体にうんざりしていた選手たち)が「どうですかって、何が?」と聞き返していたのを比較すると、分かりやすいかもしれません。

これもたしかにそうなんだけど、不親切。もしくは、質問の仕方・答え方が悪い気がする。そもそもコミュニケーションがとれていない。

ちょうど、山田ズーニーさんの「あなたの話はなぜ「通じない」のか」を読んでいる。この人の本を読むといろいろ刺激される(だから、こんなブログを書いている)。そして、この本にちょうどいい言葉があった。

論理でコミュニケーションするとは、要は「意見となぜ」だ。これは、人の話を聞くときもまったく同じ、「意見となぜ」で聞けばいい。

質問に対して「なぜ」で返すのは、論理でコミュニケーションしていないのかもしれない。だから面倒くさい。

「問い」を受けて「意見」を話し「なぜ」を説明する。相手に対してこのコミュニケーションをしてなかったならば、なんだかとても申し訳ない気分だ

アジャイル町内会は面倒くさい

コミュニティを「町内会」と呼ぶ人がいて、なかなか言い得て妙だなぁと思った。アジャイル町内会だと(アメリカのカンファレンスに行った時にも思ったので全国共通かもしれない)改善意識が高い人が多い。だから、それはまぁ面倒くさい。

  • 答えはあなたの中にある
  • 目的ではなく手段だ
  • 銀の弾丸などない

うんうん、面倒くさい。

ただ、勉強会の設営や後片付けがすげー早かったり、必要以上に丁寧に説明してくれたり(米に行ったときは、アジャイルアライアンスの理事が丁寧にアジャイルマニフェストの説明をしてくれた)、白熱した議論の結果全然違う話になってもまじめに取り組むし、アジャイル町内会にも愛すべき点がいっぱいある。

だから、正確に言うと、アジャイル町内会は超面倒くさくて、超親切だ。