『パターン、Wiki、XP – 時を超えた創造の原則』から感じた時を超えたソフトウェア開発の道

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パターン、Wiki、XP 時を超えた創造の原則

パタ-ン、Wiki、XP 時を超えた創造の原則』を読了しました。技術書で一気読みしたのは『アジャイルサムライ』以来な気がします。デザインパターン、Wiki、XPへの考え方が変わる本です。素晴らしかった。


これを読んでいてまっさきに浮かんだのが、@kakutaniの資料です。

この資料をちゃんと読んだのは、デブサミ2012の資料を作っていたとき。参考として過去の資料を読み漁っていて、タイトルに惹かれて何度も読んだのですが、スライドだけでは理解できる部分が少ないため、「セッションを聞いてみたかったなー」と地団駄を踏んでいました。

そして、次に浮かんだのが「アレグザンダー」。XP祭りやDevLOVEなど、定期的に「アレグザンダー」という名前が聞こえてきて、XPやWikiのルーツとなる人物だったとは。『パタ-ン、Wiki、XP 時を超えた創造の原則』を読んで、ようやくいろんなモノがつながり、つながった瞬間に世界が広がるような感覚になりました。

個人的には大好きな「XP」の部分が面白くて、本書にあるベック氏のエピソードや、パターンランゲージとの出会いやXPの誕生など、わくわくする物語がたくさんあります。中でも、以下の部分にはドキドキしました。

ソフトウェア開発における利用者と開発者は、まだ固定した関係には至っていないとベックは続けます。

ベック氏は、ソフトウェア開発において、利用者と開発者の関係性について、社会的な関係を再定義できれば、「新たな社会構造が生まれる機会がある」と言います。これが「Social Change」なのか。

そして、コミュニケーションの場となるソフトウェア「Wiki」を考えだしたカニンガム氏。本書を読むと、普段使っているWikiのほんの一部分しか使いこなせていないことに気がつきます。Wikiの思想を理解して、今使っているWikiの使い方も見直してみようと思いました。

最後に、この本を書かれた江渡浩一郎さんの言葉でしょうか。

自分自身のソフトウェア開発と同じく、自分たち自身で良いとさえるルールを考え、決めていくことが大切です。

パタ-ン、Wiki、XP 時を超えた創造の原則』は単純に歴史を紐解く本ではありませんでした。もっと深い、名前をつけることができないような「何か」を感じることができ、より深く考えることができる気がしてきた!