じいちゃんの戦争 / 『遙かなるミレー』より

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遙かなるミレー』を読んだ。この本にはじいちゃんのインタビューが掲載されている。じいちゃんの戦争の話だ。

ミレーは、マーシャル諸島共和国の島の一つだ。じいちゃんは、戦前、貿易会社に就職し、フィリピンへ渡り勤務。英語と現地のタガログ語が堪能だったそうだ。僕の知るじいちゃんはそんな話をしなかった。夏に愛媛に遊びに行ったときは、いつもにこにこしていた記憶しかない。

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巻末の地図にじいちゃんが書いたのか、赤いボールペンでじいちゃんの足あとが書かれていた。愛媛から沖縄経由で台湾へ。その後、フィリピンへと渡り、ミレー等へと渡ったらしい。戦争を生き残り、その後、横浜山下公園に現存する「氷川丸」で帰国。

前に「じいちゃんは氷川丸で帰ってきた」という話を、ばあちゃんか、母から聞いた。今までは観光名所としての氷川丸でしかなかったが、それを聞いてからは、「ミレー島など南の島で戦った日本兵の帰国船となった氷川丸」というイメージが強くなった。見るたびにじいちゃんが帰ってきた時のことを想像した。

当時、南の戦線は悲惨だったという。戦線が伸びきってしまい、海上を制圧され補給が絶たれてしまったことで、飢餓との戦いとなった所が多い。飢えは人を狂わす。栄養失調により目がくぼみ大きく開き、腹がぽっこりと出て、人間が「餓鬼」と化してしまう島。じいちゃんはそんな島で生き抜いた。

じいちゃんが生きているときにそんな話をしておきたかったな。