アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣 を読んだ

感想おまちしてます!

だからこそ、態度には十分気を配ろう。自分自身の態度はもちろん、チームの態度にも。
プロジェクトとチームが評価できる成果をあげること、個人とチームが成長すること、そして成功をおさめることに全力を傾けること。これがプロフェッショナルの態度だ。


アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣
アジャイルプラクティスの本だけど、たんに「こうやるべし」が書いてあるわけではない。
そういう情報が欲しい場合は、ちょっと前に読んだ初めてのアジャイル開発がいいかもしれない。
この本は、プラクティスの説明云々よりも、「プロフェッショナルなエンジニアを目指す心構え」が、ちょっとずつわかり易い言葉で書かれている。ついやってしまうことが悪魔の囁きと、こうやったらうまくいくのでは?という天使の言葉が対になっているため共感しやすかった。
たまたま、先日「すくすくスクラム」に参加したのだが、そこにアジャイルプラクティスの監訳をされた角谷信太郎さんがいらっしゃった(藤原はあとで知った)。
そして、帰りにこの本を読み終えたのだが、この本のすばらしいところは、監訳者あとがきだと思う。
たしかに、この本の中身もとても面白く、小さくまとまっていて楽しく読める。しかし、これを翻訳した方の声がここまで自分に届くとは思わなかった。

アジャイル(agile)という単語が形容詞であること

形容詞は単体では成り立たない。アジャイル開発、アジャイルプロセス・・・といった「何か」と紐づいてはじめて成立する。アジャイルは単体では成り立たない。同じ机でワークショップした人が書いた本ということもあり、「すごい人だな」と肌で感じた。
アジャイルという言葉が技術系記事でも眼にすることが多くなり、社内でも使われるようになり、「またアジャイルブームがきたのか」と思っていた。
Web2.0だのRailsだのFacebookだのTwitterだの、新しくて面白いものが世の中に広がり、「今までと違うやりかた」で成功を収める企業も増えてきたため、もしかすると、これまでのやり方(ウォーターフォールとか)の限界を感じる人達が、角谷さんのような人の声に耳をかたむけるようになったのかもしれない。
そして、その波が業界全体にやってきたのかもしれない。
「アジャイル」という言葉が一人歩きして失敗する例をよく聞いていたり、「それはアジャイルではないでしょ」というような話もよく聞いた。
「アジャイル」というマジックワードが自分の会社でも使われるようになり、「これも失敗しそうだ」という印象が強い。
それをなんとかしたいから勉強しているのだけれど、アジャイルを知れば知るほど、その深さにびっくりする。
自分には「プロフェッショナルになりたい」という思いがある。そのために、アジャイルプラクティスであったり、マネジメント手法であったり、いろんなことを試せるときに(試せないことの方が多かった)試してみた。
ずっと同じことをするには向いていない性格なので、「どうやったらもっとうまくいくか」ばかりを考えて働いていた。
アジャイルプラクティスを読んでいると、これまでやってきたことの答え合わせをしている気分になった。
「ここはこの本に書いてあるやり方のほうがよかったかも」とか「ここは私のやりかただともっといいかも」とか、この本を読んでまたアイデアが浮かんだりとか。
この本からは、そういう前向きな気持を感じることができた。
この本を読んで、アジャイルの価値をさらに深く知りたいとも思った。
次はアジャイルな見積りと計画づくりだー。