Agile 2010 Conferenceにいってきた Day1 PM

感想おまちしてます!

午後はチュートリアルでありながらディスカッションしてみましょうという
「エンタープライズアジャイルの青写真」というタイトルのセッションです。

Blueprint for an Agile Enterprise – Michael Spayd

エンタープライズレベルのアジャイルに対する質問。まずはこれについて考えてみてください。

Organization

  • What is trying to happen?
  • どんな企業文化を持っていますか?
  • アジャイルにフォーカスしていますか?普及していますか?

Leadership

  • あなたのリーダシップを展開していますか?他の人達によって使われていますか?こじんまりとなっていませんか?

Business

  • どうやってビジネスに最適化していますか?

Program

  • どのように製品に価値をつけていますか?私たちのプロセスにどんな調和が必要ですか?

Management

  • 自己組織化されたチームにどのように価値を追加することができますか?

Individual

  • 責任をどうもちますか?

これらの答えから、4つの文化タイプにわけることができるという。

  • 協調
  • 管理
  • 教育
  • 能力

例えば、協調ならば「和」の文化があり、管理ならばミリタリー的な階層分化。教育(教養)は価値重視で夢をかなえていく文化。能力だとエリート主義。

つぎに、自分のチームはどの位置にいるかをこの4つの観点から考えてみる。

pic20100816A隣の人に「管理が強いな!」と言われたけれど、Agileに開発するために、今は管理と教育段階なんだと説明。彼の表を見てみると、教育と協調がとても強くなっており、Agileに開発ができている会社にみえました。
ディスカッションでも、(早口であまりわからなかったが)彼の会社の紹介をするたびに、「すげー」「うらやましー」という声が上がっていました。

pic20100816B上の図がAgileな文化の形だそうです。協調だけではなく、プラクティスを学ぼうとする教育(cultivation:養成とかのほうがいいかも)を重要視すべきとのこと。

これをふまえ、

  • アジャイルプラクティスは、悪しき方法論から人々を磨いてくれること
  • アジャイルプラクティスは、開発者にフィットし、サポートし、活気づけてくれること
  • アジャイルプラクティスは、IT部門に近い他のドメインに進んでいくこと

を見つけ出し、

  • 戦略や文化、リーダシップを整理
  • 戦略や戦術の採用としての意識的な決断
  • アジャイルにふさわしい文化づくり戦略
  • 手の届かないような文化の変化は押し付けない

ことが重要になります。

リーダシップとしては、

  • リーダーシップやコーチングを行う者同士のリーダー同盟
  • リーダーシップアジリティに対する360度評価
  • リーダーがなんでもしてくれるとおもうべからず

という考え方をもつべきではないか?とのことです。アジャイルチームに対する評価は、やっぱり360度評価になってしまう気がする。

そして、組織の中での役割は以下のレベルに分類できます。

  • Expert・・・技術や問題解決能力にすぐれている。Expertは権力や専門知識によって、尊敬され、かつフォローされている状態。Agileでの役割は???
  • Achiever・・・戦略的成果志向。Achieverは、大きな目的に対してのチャレンジや満足によって、他のメンバーを刺激する。Agileでの役割はAgile Managerになる
  • Catalyst・・・ビジョンや、促進にたいする姿勢を持っている。Catalystは革新的・直感的ビジョンを明確に示し、共通のビジョンを持ち、現実に落としこむ。他のメンバーを勇気づけ、彼らの開発をささえる。Agileでの役割は、Agile Executive。

pic20100816C次に、「自分のチーム」「他のチーム」で実際にどの位置にいるのかを上のマトリクスで考えてみます。
これをもとに、以下の中から自分のチームにマッチした「What to do」が選択できるはずです。

  • 自己組織化されたチームを選択する
  • チーム内で発見となる勉強会を行う
  • チーム文化やチームルールから、パートナーシップ連合を結成する
  • 定期的なチームの健康診断
  • コーチとなる人物を呼ぶ

また、マネージャとチームの関係も以下のパターンがあるのではないかとのこと。

pic20100816Dアジャイルチームのマネジメントだと、チームに接するのがポイントのようです。これは、アジャイルでなくても、自己組織的なチームだと、こうならざるを得ないと思う。

最後は、最初の質問振り返り、それぞれに必要である優先順位の高い訓練方法をまとめていました。

Organization

  • システムはモデルを変更する
  • 核となる文化の標準を合わせること

Leadership

  • リーダーシップアジリティ

Business

  • ムダのないアジャイルビジネス

Program

  • 信念を持ったPMO(プロジェクトマネジメント部隊)

Management

  • アジャイルマネジャーとしての能力

Individual

  • 自己的なリーダシップと責任能力

*
企業文化による分類から、組織の中の役割を定義し、マネージャとチームの関連性を整理するセッションなんでしょうかね。
とても分かりやすくブレークダウンされていたため、すんなり理解できました。

やっと1日目をまとめ終わりました。