一瞬の風になれ – 佐藤多佳子

感想おまちしてます!

「おまえらがマジで競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」

天才スプリンターと呼ばれている連と、高校に入ってサッカー部から陸上に変更した新二。二人の成長を通し、陸上をあざやかに描ききった名作。

小学校の時に久村君という子がいて、その足の速さは天下一品で、運動会では必ずアンカー。うちの小学校は赤組と白組にわかれての対抗戦ぽい形なんだけど、その最後の対抗レースがすごくおもしろくて、すごいリードがついたレースでも、久村君はすごいスピードでおいあげ、最後には抜き去っていた記憶がある。

久村君は中学に入っても陸上を続けていたと思うんだけど、やっぱり速かった。

僕は、足が早くもなく遅くもないんだけど、ああいう風に走れたらすごいんだろうなーといつも思っていた。いったいどんな感覚なんだろう?陸上はそういう人が走る場所だと思っていたんだけど、コーナーワークであったり、バトントスであったり、いろいろな要素があって、単に早いだけではないということを、この本を読んで知った。

足の速さは絶対値がきまってて、生まれ持った力できまるんだと思っていた。けれど、「一瞬の風になれ」ででてくる400メートルリレー(4継)の描写を見ていると、リレーってすごいって思っちゃう。駅伝とは違うスピード感がすごい。

スポーツに打ち込んだことがないので、結果に一喜一憂する登場人物を見て、うらやましいと思った。