小笠原への一人旅 第5話

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最終日。船は午後出発です。お世話になった境浦ファミリーさんを去り、最後に宮之浜で泳いできました。
大村海岸
大村海岸でシャワーを浴び、荷物を整理しました。その後、原付をかえしてお土産などをみてまわりました。もうすぐさよならです。


出発前のおがさわら丸
乗船中
船の待合室でタバコを吸っていると、人がどんどん集まってくるのがよくわかりました。その中で印象的だったのが、ダイバー風のいかした長髪のおじいちゃんで、若いカップルと話をしていました。その話の最後におじいちゃんは「またくればいいさ」と言いました。これを聞いて僕は、いけなかったとこもたくさんあるけど、またくればいいなと思いました。ちょっと泣きそうになりました。とてもかっこいいおじいちゃんです。いい言葉だ。
デッキに集まる乗客
船に乗り込むと、すぐにデッキに人が集まってます。なんとか僕も場所を見つけ、出航の時間を待ちました。いろんな人が船に駆け寄り、去り行く人に声をかけていきます。
たくさんの島民の見送り
汽笛が10月の小笠原の空に鳴り響き、船は陸と少しのサヨナラをします。
その瞬間。
手を振る人々がいっせいに船に歩み寄ってきます。
人々の声が大きくなります。
誰かがハイビスカスの花を空に手放し、
赤い花が青い海へと舞い落ちます。
「ありがとう」という声が聞こえます。
涙が出そうになり下を向きます。
「ありがとう」と思います。
見送る人達が小さくなっていきます。
みんな手を振ります。
美しい風景。
なんて美しい風景なんだろうと思います。
*
追いかけてくる船たち
人々の姿が遠くに見えなくなっても、島の船たちは「おがさわら丸」を追いかけてきます。全ての船が、一台ずつおがさわら丸に併走して手を振り、最後には船上のクルーが「ありがとうございました!」と叫んで海にダイブします。海の上でも手を振ってきます。
遠ざかるボニンアイランド
やがて外洋に出て船はゆっくりと大きく揺られるようになります。その余韻のせいか、デッキに集まった人たちは、しばし呆然と海と、離れ行くボニンアイランドを眺めます。