古道具 中野商店 – 川上弘美

感想おまちしてます!

古道具 中野商店
藤原は「古道具 中野商店」を読み終えたばかりで、なんだか古いものを見たくなった。思い立ったら即行動する藤原は、初めて神田神保町の古本屋街へ行った。しかし、藤原は町の片隅でつぶやいた。
ここは古すぎる!
藤原は、自分が過ごしている時代にあった本が一番体に合うと思っている。例えば、好きになりそうな作家を探すために、過去の直木賞、芥川賞など、主要な本の賞を取った本を読んだりするのだが、面白いけど、時代に溶け込まない気がするのだった。
それは、電話が携帯電話になったり、街の風景が異なったりするからだと睨んでいる。しかし、それを乗り越えて心に響く作品もあることを藤原は知っていた。しかし、この古本屋街の扱う本は、藤原が背伸びしても届かない、「本の賢者たち」の心を満たすための本屋が多いではないか!なんて藤原は空に叫んだが、この本に囲まれて街の雰囲気は素敵だと思った。
藤原はついでにお茶の水あたりの登山用品店をめぐり、「この街は俺の好きなものがたくさんある・・・」と目をきらきらさせた。藤原は、登山用品のような「効率性と実用性を磨いた商品」がとても好きだった。
藤原は路地裏の用品店で、700円の特価で売っていた「ランドリーバッグ」を購入した。シュノーケリングセットを入れる袋が見つかったぜ!と藤原ははしゃいだ。
暑くて喉がからからになるけど、秋の匂いがするなーと藤原はくんくん匂いをかいだ。今度くるときは、「本の賢者たち」になるために、ゆっくり本を眺めてみようと思った。