僕の中のはだしのゲン

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僕の故郷である箕面。
そこに大きな図書館ができたのは確か小学校高学年のときだった。さっそくプラスチックのバーコード付きカードを作って、自分のカードをもらってちょっと大人になった気がした。大きな図書館ができる前は、小さな図書館があった。今は資料館になっているんだと思う。
夏休み。夢の時間。僕はなんでかわからないけど、図書館にいった。古びた気の匂い。きしむ床。たくさんの紙のカード。その中には自分のカードがあって、事務員さんがその中から僕のカードを見つけて、本の名前と日付を書き込む。その作業を見るのが好きだった。
図書館には漫画も置いていて(とはいっても文学的なものしかないんだけど)、そこに「はだしのゲン」があった。子供用の気でできたイスに腰掛けて、少しすずしい館内で読んだ。
僕は、過去最大の衝撃を受け、戦争というものを子供ながらに実感した。
目の前で死んでしまう父親、兄弟。ケロイドで苦しむ人々。衝撃でこなごなのガラスがささったまま、うじをつぶす人、人。その中で麦のように強く生きようとするゲン。
これ以上は言葉にならない。