映画「鉄コン筋クリート」

感想おまちしてます!

鉄コン筋クリート ART BOOK クロside 基礎工事編鉄コン筋クリート ART BOOK シロside 建築現場編

クロの持っていないネジ、シロが全部持ってる

この映画はダメだ。見ているだけで胸が痛くなる。原作に衝撃を受けた僕にとって、映画はなんとなくのしろものなのだったけれど、実際に見てみると、びっくりするぐらいひきこまれた。またひきこまれたのだ。
監督が日本人でなくマイケル・アリアス監督だからだろうか。ぎゅっと詰まった感があっても、足りないパーツがなかった気がしたのは、この映画が原作好きの僕にもマッチするということだろうか。映画から監督の誠実さが伝わってくる気がした。
また、映像がよかった。たしか公式サイトで、監督が日本の街並みを写真に収めているようなこうなことが書いてあった。もちろんこれは映画で使うためだ。
仲見世通り、工場、タコの滑り台のある公園・・・。どれもが異質な画に見えながら、どことなく日本臭さを出していた。映画の中の1画面1画面が面白い。
いつまでたっても、「鉄コン筋クリート」には泣かされる。自分が目をつぶっていたもの、信じなかったもの。信じれたもの。変化するもの。そういったものを改めて感じることができるのが、この作品の魅力だと思っている。
そして、それらを通り抜ければ、最期にそこから何が見えるのかわかるのだろう。多分、地球上にいる全員が、異なった風景を見る。それを見て、みんなこう思う。
安心、安心。