映画「カポーティ」

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Capote
俳優の演技力ってこんなにもすごいのかと衝撃を受けた。
アメリカの人気作家トルーマン・カポーティの代表作「冷血」。カポーティ自身が新しい分野として文学界に提唱した「ノンフィクション小説」だ。舞台はカンザスの一軒家。惨殺された一家が発見され、静かな街は騒然となる。
その事件を知ったカポーティは、次回作の題材として事件を追うことになる。しばらくして2人の男が逮捕されるが、その一人、ペリー・スミスにカポーティは興味をもちインタビューをつづける。しかし、なかなか事件当日をかたらないペリー。
やがてカポーティーはあせり、物語の完結のため、彼の死を望む自分に気づくのだが・・・。
カポーティが描きたかったのは、普通の人間が「冷血」となった瞬間なのかもしれない。しかし、ペリーはカポーティが自分を助けてくれるものと思っている。ここにカポーティのジレンマが生まれたのだろう。作家としての本能と人間としての本能。
僕はカポーティが成長できなかった未熟な大人のようにみえたが、最後まで容疑者に付き合った姿を見ると、責任を果たしたように思える。しかし、人間が持つ「興味」に負けたカポーティの思いは、友人ネルがいうようにエゴでしかないのかもしれない。
その苦悩。苦悩。苦悩。
カポーティととことん演じきったフィリップ・シーモア・ホフマンは素晴らしかった。
カポーティ オフィシャルサイト