第78回アカデミー賞 「クラッシュ」は作品賞・脚本賞・編集賞との3冠

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今日は仕事中、アカデミー賞に夢中だった。
今年は社会派の作品が並んだアカデミー賞。
第一報でみたのたジョージ・クルーニーの助演男優賞受賞ニュース。シリアナで体重を増やしてまで演じていたが、最近の監督業といい映画に対する彼の業績にはとても期待してしまう。本当にいい俳優さんだ。かっこいい。
主演男優賞を取った「カポーティ」のフィリップ・シーモア・ホフマン(Philip Seymour Hoffman)はマグノリアでなんともいえない好演をした人物。映画はまだ公開されていないが楽しみだ。
また、「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」のリース・ウィザースプーン (Reese Witherspoon)は主演女優賞を受賞。ホアキン・フェニックスが出ている映画なのでみたいなーと思っていたが、これを気に109シネマズMM横浜に行ってみよう。
Crash (Widescreen Edition)
そして何より会社で大興奮したのが、作品賞・脚本賞をとったポール・ハギス監督の「クラッシュ」。
やったー!と大喜びしてしまった。
「ホテル・ルワンダ」での熱い演技を見せてくれたドン・チードルさんは米国でかなり尊敬されている人物らしいが、映画クラッシュのパンフレットに彼のこんなインタビューが載っている。

僕がこの映画に実質的に関わることができなかったとしても、たとえ、役を演じることがなかったとしても、できる限りこの映画に協力したかったんだ。

この映画「クラッシュ」は製作にかなり苦労した映画だったらしい。インディペンデント系の映画は大変なのだ。なかなか映画の買い手が見つからず、ドン・チードルが製作に関わって資金を集め、次第にたくさんの俳優が共鳴して集まってきた。そして、こうやって公開されるまでにいたったという。
40日たらずで作成されたこの映画「クラッシュ」は人種差別がテーマとレビューされることが多いが、私が感じる限りではそんな簡単に表せる映画ではなかった。他民族があつまるアメリカとは違い、日本は世界でめずらしいぐらい単一民族の集団でもある。しかし、この映画「クラッシュ」を日本人である私が見てこれほどまで感動してしまったのは、どの世界にでもありえる、どんな人間にでもありえる人と人との衝突を描き、見事なまでに繊細に作り上げているところなのだ。
悲しいぐらいの現実でありながらもそこに必ずある希望。私はこれほどまでに映画のすばらしさを感じることのできた映画「クラッシュ」に、感謝という言葉では表すことのできないものを見せてもらえた気がするのだ。
また、私はそれほど英語を理解できる人間ではないのだが、映画の中から飛び出すセリフが、心に伝わってくるのだ。それほどまでに洗練された一つ一つの大切な言葉が、この映画をより一層引き立てているように思える。

人間だよ、人間。

たしか「person」という言葉を使っていたと思うが、こういったなにげない言葉が映画を引き立て、確かに観客の心に刻み込んでくれる。
アカデミー賞だからすばらしい映画だということではなく、アカデミー賞は映画の祭りなのだ。世界が注目するその祭典に、少しでも名前をのこしてもらえるなら・・・と「クラッシュ」がノミネートされたときに思った。そして、作品賞というすばらしい栄冠を手にした「クラッシュ」に、本当におめでとうといいたい。
さらに、たくさんの人にこの映画を見ていろいろなことを感じてもらい、人間の想像力と言うすばらしい力を感じてもらいたい。
さらにさらに、誰かとこの映画について話しあってみてほしい。
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藤原の感じた映画「クラッシュ」
OSCER.com
映画芸術科学アカデミー(米国)
映画芸術科学アカデミー(日本)
米アカデミー賞、作品賞に「クラッシュ」 by NIKKEI NET