ニライカナイからの手紙

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ニライカナイからの手紙
風季が6歳の頃、母親が島から東京へと旅立った。風季が住むのは沖縄竹富島。島の風土は日本とは思えないほど美しいところだった。島を旅立った母親からは毎年誕生日に手紙が届く。しかし、母親が帰ってくることはなかった。
風季が18歳のとき、風季は父親と同じくカメラマンをめざすため東京へと旅立つ。そして、19歳になった風季の元に母からの手紙が届くのだが、そこにはこんなことが書かれていた。

20歳になったらすべて話すから。

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「ニライカナイ」というのは海のかなたにあるという神々の住む島のことである。島に流れ着く漂流物を「神の贈り物」と考えた沖縄ならではの言い伝えだ。
美しい島から飛び出し、カメラマンの見習いとして住み込みではたらく風季を見ていると、「魔女の宅急便」のような切なさが伝わってきた。それでも、長年あっていない母親に写真を見せるためがんばっている姿をみるとジーンとくる。
沖縄のある島では、住民のつながりがとても深く、支えあって暮らしているらしい。映画の冒頭のシーンに隠された部分が明らかになり、島のみんなが集まってくる姿には感動してしまった。島とか田舎のような閉鎖的な場所に生まれる人とのつながりには、暗い保守的な部分もあるのだろうけど、この映画の中にあるつながりにはそういった暗い部分はなくて、なんだかとてもやさしいものだったように思う。
映画「ニライカナイからの手紙」を見て、「生きる」ということにはいろんな意味があると言うことを改めて知ることができたと思う。生きると言うことは何かを削ることであって、結局は欲望に従順にしたがって生きていくことなのかなと思って僕は生きているが、そんな単純なものでもないのは、生きていれば嫌と言うほど知ることができる。
現実社会で息をすることだけが生きることではない。例えば、こういったブログなんかでも、何かの言葉を残し、その言葉が誰かの心に残り、やがてその言葉が息づいていくことだってある。これも生きることの一つだ。僕らが日常にわかっている「生きる」ということはとても深いものだ。
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蒼井優さんはとても素敵な女優さんになったなー。スローライフな沖縄の雰囲気もよかった。映画の印象としては「死ぬまでにしたい10のこと」から感じた愛情に似ている。
参考
ニライカナイを求めて
与那国島の暮らしとマップ – ニライカナイ
ニライカナイからの手紙 Dream Stage