エサを与える正義

感想おまちしてます!

会社から帰る途中。
野良猫にエサを与える人がいる。50ぐらいの女性だろうか、いつも猫たちにエサを与えている。
昔、犬を飼いたいと弟が言ったときに、母親がこんなことを言った。

犬を飼うなら、犬が病気でもう助からないときに、自分で殺すことができるか考えなさい。

これが正しいとか正義だとかきれいごと言うつもりはない。ただ、母親の一言の裏側はよくわかった気がする。僕も子供ながらいろいろ考えた記憶がある。多分、僕の母親は、僕が病気で先が長くなくてとても苦しんでいて、「僕を殺して」っていったなら、泣きながら僕を殺してくれると思う。これはとても悲しい事件なのかもしれないけど、僕は多分幸せだと思うだろう。
野良猫とかにエサを与えている人って、その猫が苦しんでいるときに殺すことができるのだろうか?僕にはとても無責任に感じるのだ。本当にかわいそうだとおもうのならば、その猫を飼えばいいと思う。「見殺しにできるのか?」っていうなら、そういうつもりはないけど、結果的にそうなると思う。だから僕はペットを飼うことができないだろう。僕には殺せない気がする。
非常に難しい問題だとは思うが、結局は地球に寄生する「ヒト」という生き物の愚かさが問題だと締めくくるのが一番きれいな終わり方だろう。かわいそうな生き物たち。利用され、捨てられ、心優しいヒトにエサを与えられて生き延びようとしている。
多分、そういった猫や犬たちは「本当にかわいそうなのはヒトのほうだ」って思っているんじゃないかな。