カッコーの巣の上で

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カッコーの巣の上で

カッコーの巣の上で – 原題:One Flew Over Cuckcoo’s Nest
精神病院にランドルと呼ばれる男がやってきた。彼は刑務所を抜け出すため、仮病を装ってこの病院に運ばれてきたのだった。型破りな彼は、規律を乱し不調たちと対立するが、彼はなによりも、精神病院に収容される人々を見て、人間の尊厳を徐々に感じていくのだった。
いわれるがままに病院に押し込められる病人たちだったが、彼ら自身も病院という殻にすがりつこうとしている。ランドルは彼らに自己を求め、やがて彼らと打ち解けていくようになるのだが。。。
「One Flew Over Cuckcoo’s Nest」の意味を調べてみた。
スペースアルクで調べてみると、「Cuckoo’s Nest」」は「精神病院」という意味があるらしい。また「cuckoo in the nest」で「愛の侵入者」という意味もあるらしい。すなわち、「精神病院を飛び越える」というような意味を持つのだが、「愛の巣の侵入者」という訳し方には恐怖を感じてしまう。あの精神病院のようすを考えると、「愛の巣」というのはかけ離れた例えかもしれないが、恐ろしくぴったりする部分もあるからだ。


カッコーは巣を持たない鳥だ。カッコーは「オオヨシキリ」という鳥の巣に卵を産み子育てをさせる「託卵」という修正を持っている。オオヨシキリの巣で生まれたカッコーのヒナは、オオヨシキリのヒナよりも先に生まれ、オオヨシキリの卵を巣の外に落とし、親鳥を独占しようとする。また、カッコーのヒナが2匹いる場合も、相手を巣の外に落とそうとする。どうもNHKのテレビが言うには「背中に何かがあれば落とす」という修正を持っているらしい。
NHKの映像はすごく恐ろしかった。巣から落とされるというのは、ヒナにとって死を意味するものだ。まだピーピー泣いているヒナが、互いに巣の中で相手を落とそうとする映像は、見ていてとても痛い感じがした。そして、その光景を見てオオヨシキリはとまどっていた。それでもヒナにえさを与える姿も痛々しい。
これが人間だったら怖すぎる。
「ただいま?」
「オギャー」
「なにー!」
「オギャー」
「とりあえずミルク与えないと・・・」
怖すぎる。
男の子は女の子には勝てない気がする。
巣を持たないという部分は「カッコーの巣の上で」でいえばランドルにぴったりな感じがする。ヒナはさながら病人たちだろう。「カッコーの巣の上で」で病人たちは互いに殺しあうようなことはしない。だが、自分が生き残るためかはわからないが、相手を思いやったり、互いに励ましあったりするようなところは、カッコーのヒナと同じなのかもしれない。
「カッコーの巣の上で」は、確かジャック・ニコルソンが3度目のアカデミー賞を受賞したとき(確か恋愛小説家かな)に気になって、彼の作品を探していて見つけたと思う。パッケージの、ジャック・ニコルソン扮するランドルの写真を映画を見た後に見てみると、この作品の深さがとても伝わってくるように感じてしまう。
最近では、カッコーの託卵をオオヨシキリは気づいてきたらしく、カッコーは新しい相手を探さなければならなくなってきているらしい。このあたりも、この映画後の社会を表してきているような気がする。

コメント

  1. tigermilk より:

    12歳のときに始めてこの映画を見て結構なトラウマになりました。小説ではチーフの過去が出てきたり、なかなか深い世界がー。

  2. だい より:

    ぬわに!小説だとそういうのがるんですねー。「となりのトトロ」の小説にはサツキとメイの暗い過去が書いてあって泣きそうになった記憶が。。。

  3. koin より:

    TBさせていただきました。
    この映画に限らず、ジャックニコルソン
    ものが大好きです。
    またblog参考にさせていただきます。

  4. だい より:

    koinさんこんにちは。若いころ?のジャック・ニコルソンはよいですね。としとって太ってきましたが、かっこよい俳優さんです。