裸足の1500マイル

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裸足の1500マイル
RABBIT-PROOF FENCE – 1931年オーストラリアであった本当の話。
白人たちは先住民アボリジニを自分たちの社会に適合させるため、混血児を家族から引き離す「隔離同化政策」を実施した。
あるとき、モリー、グレーシー、デイジーの3人が施設につれてこられる。施設からの脱走を決意した子供たちは、母の待つ大地へと続くウサギよけフェンスをたどりながら歩いて帰ろうとする。
立ちはだかる自然の驚異や、隔離政策の中心にいたアボリジニ保護局長ネヴィルの追っ手「追跡者」。彼女たちは自分の住む土地である1500マイル離れた故郷へと帰れることができるのだろうか。


1500マイルは2400キロもある。本州を南から北に歩くくらいの道のりを、子供たちは90日かけて一生懸命に歩く歩く歩く。
ネビルは「自分たちが正しい。野蛮な原住民の生活は間違っている」というように語るが、原住民の知恵によって、子供たちはなんとか食料、水を調達したり、生き延びていこうとする。子供たちはネビルを翻弄し、背景の広大な自然は子供たちの生命力をとても引き立て、さらにモリーの強い目がなんともいえない「強い意志」をとてもよくあらわしているように感じる。エンディングロールで知ったが、ネビル役はケネス・ブラナーだったのか。妙に気品があって怖かった。
途中、グレーシーはつかまってしまうのだが、モリーたち二人をかばって、逆の方向に逃げようとするところがあった。連れ去られるときに車の中からじっと2人を見つめるのだが、助けを求めるわけでもなく、泣き叫ぶわけでもない。
オーストラリアで実際にあったこの政策は、アメリカ人がインディアンを大虐殺したり、ドイツがユダヤ人を根絶やしにしようとしたり、日本が大陸の人間に日本の名前を名乗らせたのと同じ、時代の「ゆがみ」みたいだ。
シドニーオリンピックでキャシー・フリーマンが女子400メートルで金メダルをとった。彼女はアボリジニの血を受け継ぐアスリートだ。あのときのフリーマン選手も、モリーのような目をしていた。僕らの視線とは違い、もっと遠くを見つめているような。

コメント

  1. 喜八 より:

    はじめまして。
    トラックバックありがとうございました。
    逆トラックバックを撃とうと思いましたが・・・、オフにしているようですね(笑)。
    Movable Type 関連の記事も参考にさせてもらおうと思います。
    以後よろしくお願いします。

  2. だい より:

    はじめまして。いつも映画の記事を楽しくよませていただいております!!トラックバック。受け付けるとなっているのですが。。。なぜなのだろう。。。