ロング・エンゲージメント

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ロング・エンゲージメント
A VERY LONG ENGAGEMENT – ジャン=ピエール・ジュネ監督作品
舞台は第一次大戦中のフランス。
恋人マレクの戦死の知らせを聞いたマチルドは、「彼は生きている」という自分の直感を信じ、マレクを探そうと決意する。マチルドは「ビンゴ」と呼ばれたマレクが最後にいた戦線にいた兵士を探し、事情を聞いていくうちに、数々の謎があることに気がつくのだが。。。
フランス映画らしく優雅でとてもシビアだった。
でてくる人たちの名前は覚えにくいし、テンポはとても速いし、気を抜くと何がなんだかわからなくなってしまうほど、話が込み入っていて面白い。映画自体はラブストーリーともいえるし、フランス版「戦火の勇気」みたいなミステリー要素も強い。
ジャン=ピエール・ジュネ監督は、オレンジがかった映像を撮らせると天下一品なので、時代の雰囲気がうまくでており、最後までとても気持ちよく見ることができる気もする。また、彼の映画で常連とおもわれる「あーどっかで見たことがある!」という俳優さんたちや、「この人フランス語もできるんかいな!」と驚いてしまった有名女優さんもでており、マチルドを取り囲む登場人物もとても、ユーモラスで親近感が持てるのが素敵だ。


きれいな田舎の映像だけでなく、とてもシビアな戦争のシーンもすごかった。よく考えられれば、大きな戦争はヨーロッパを中心に起こったものだ。ハリウッドの描く戦争映画は結構見たが、フランスなどのヨーロッパ諸国の映画だと、妙にリアルに見えるのも納得だ。
マチルドは「自分ルール」と思われることをやっているのがとても印象的だった。
・夕食の知らせより先に飼っている犬が部屋に入ってきたらマレクは生きている。
・何秒以内に車掌が来たらマレクは死んでいる。
・カーブにマレクより先に着いたらマレクは生きて帰ってくる。
こんな感じのことを、彼女は自分を試すように思ったりするのだが、こういったことは誰しもやったことがあるだろう。また、海岸で彼女がホルン?を吹くのだが、彼女が言うには「船の遭難信号に似ている」らしい。遭難信号を聞いたことはないが、彼女がいうとなぜだか納得してしまう。
何かを信じようとすること、そして何かを捜し求めようとするマチルドの姿。映画の最後で感じた「女性の強さ」というものに対してはとても感服してしまう。
マチルドを演じたオドレイ・トトゥには、見ている人を引き込む強さがあるのかもしれない。(目がとても強い人だしな?)
あとはマチルダじゃなくてマチルドという部分に抵抗あり。(レオンの影響かな・・・)