じいちゃんが死んだ日 その2

感想おまちしてます!

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(写真)阪神カー。大阪らしいね。
高速でのガス欠はまぬがれた。
早速丘を降りようと思ったが、ガソリンスタンドは対向車線のほうにある。
高速を歩くとよくわかるんだけど、高速ってとってもわたりにくい。
みんなが高速のため、距離感がとてもつかめない。
ひとつ間違えると、大事故である。
「動物注意!」という看板がとても不気味に思えた。
どう注意せーいうねん!と突っ込む余裕すらなかった。
なんとか高速を横断し、丘を下っていった。
少し背の高い草が無秩序に伸びていた。ときおりカサカサと音がする。
ここで僕は気がついた。今は夏。
ヘビ?
立ち止まってはいけないと思った。


全速力で丘を駆け抜け、用水路のような溝の脇まで降りてきた。
用水路はコンクリートでできていて、その脇もコンクリートで舗装されている。
草もなく、足元がよく見える安心感があった。
しかし、その期待は間違っていた。
用水路脇では、ヘビ達が日光浴をしていた。
その数、ざっと十数匹。
今までに見たことない数。
とりあえず、ダッシュした。
気分はインディー・ジョーンズだった。
なんとか道路までたどり着き、ガソリンスタンドでポリタンクをかりて、
給油してもらった。
考えが甘かった。
欲張りな僕は、一番大きいポリタンクを選んでしまった。
これで10キロ近いガソリンを運ばなければならない。
丘では急な斜面とヘビが待っている。半泣きで、丘を登っていった。
小さいつづらを選んだおじいさんはえらいと思った。
なんとか上りきったが、また向こう岸まで高速をわたらなければならない。
10キロのポリタンクなんてちょうどいいハンデだ!
達成感の為か、僕はそう思うことができた。
バイクまでたどり着き、僕の無謀な冒険は終わった。
給油の途中、スピードを落とした車から、
「にーちゃん大丈夫か?」という優しい声が聞こえた。
僕は笑顔で手を振った。
またまた考えは甘かった。
ポリタンクをどうするねん。
僕は葛藤した。
このまま何も見ぬふりをしてここに置いていけばいいんじゃない。(悪魔)
だめだよ、お世話になったんだからちゃんとかえさなきゃ!(天使)
自分との戦いだった。
「あー俺は最悪さ!」とわりきって、ポリタンクを放置することができず、
結局、もう一度高速をわたり、ヘビと戦った。
この時の気持ちは、決して誰もわかってもらえないぐらい、
辛かった思い出の1つになったのさ。。。。。(遠い目で)