火の鳥 – 未来編

感想おまちしてます!

daipresents2004-07-12
(写真)高井戸はたかいど(駅の位置ね)
今日から新しい環境へGO!
少し遅めの出社も、山手線は混んでいた。
唯一の救いは、夏になり薄着になった女の子だけじゃ。
西暦3404年。
地球の大地は死に、人々は隠れるように地下の巨大都市に逃げ込む。
コンピュータで管理された合理的な社会。
人々は個性を失い、文明としての進化を忘れて、無気力な毎日を過ごしていた。
あるとき、世界に散地下都市は滅亡し、世界は放射能におおわれる。
難を逃れたマサトは、地上ドームに住む猿田博士と出逢い、
わずかに残った種を守り、生命を復活させようとする博士に心を動かされていく。
やがて、マサトは火の鳥と出逢い、不死の生命を手に入れ、
新たなる世界の目撃者となるのだった。
それは地球という生命を描いた、壮大なる物語の始まりだった。
人間の強さ、愚かさ。
文明を持ったナメクジが地球を支配したときに、
こんなセリフがあった。
「なぜ私たちの先祖は賢くなろうと思ったのでしょうな。
元のままの下等動物でいれば、もっとラクに生きられ、死ねたろうに。」
私たちは、これだけ便利になった社会の中で、悩み、喜び生きている。
世の中にはモノがあふれ、たくさんの価値にかこまれていながらも、
決して満足しない。
いつも何かを探し、足りないものを埋めようと必死になる。
間違いを直視しておきながら、同じ過ちを繰り返す。
世の中にはたくさん問題がある。
でも、無限にあるわけではない。
解決しても解決しても、どんどん新しい問題がでてくる。
永遠に追いかけっこだ。
でもいつかは、たくさんある問題を追い越してよい世界を作ろうとするような、
そんな世の中ってくるのかな。
人間は賢くなりすぎたのかもしれない。
その力を正しく使えるように、僕らは賢くなってきたのではないのかな。
「火の鳥 – 未来編」をはじめて読んだときに、
手塚治虫さんが描いた未来に感動した。
彼の描いた「未来」はきっと誰の心にも響くだろうと思う。
火の鳥(2) – 未来編 角川文庫
ISBN:4043720017
火の鳥 (2)