ロスト・イン・トランスレーション

感想おまちしてます!

daipresents2004-05-21
暗い夜。
傘にあたる音と、ときおりかかる雫。
車のヘッドライトが照明のように微かに風景を照らすことで、
雨が降っていることがよくわかる。
ロスト・イン・トランスレーション
(Lost In Translation)
落ち目の俳優ボブが、日本にCMの撮影でやってくる。
同じく、カメラマンの妻であるシャーロットは、部屋で退屈な時間を
感じていた。「何を見ても感じない」と彼女は嘆く。
同じホテルに泊まっていた2人は、次第にお互いの「何か空虚な部分」をしり、
惹かれあう。単なるラブストーリーでもなく、何か言葉にできない何かなのだ。
ソフィア・コッポラの感性にびっくり。
彼女の映像はとてもやわらかく、夢の中を泳いでいるようにもあり、
スタイリッシュでもある。映像そのものに美しさが見え、
ポラロイド写真のようにインスタントな部分も隠れている。
詩をよんでいるような、静寂の中の躍動。
死んだようにつめたい様々な文化のあふれる東京。
白黒の街もやがて色をつけ、最高の舞台となった。
寂しい部分の中に、暖かい部分が少しだけ。。。ではなく、
なぜか2つが互いに存在する中での幸福感。
この映画の魅力は、僕の説明なんかではとても伝えきれないだろう。
君の言うとおり人にあげたくなる映画だ。
劇場は伊勢崎を少しはずれたシネマリン。
席数はほどほどで単館らしい映画館。
イスもやわらかく、ほんとに素敵な会場。
ちなみに僕の誕生日から公開が始まったのは、とてもいいプレゼントに思えた。
雨の中、傘をさして歩くのも悪くないね。
ロスト・イン・トランスレーション
ASIN:B0000B1A3S
Lost In Translation
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